旅行シーズンは要注意!最近ホテル料金が高い理由
カプセルホテル1泊2万円超えも!「今とんでもなく高い」都内のホテル料金が高騰 GWの旅行は大丈夫? | TBS NEWS DIG
来週末から、いよいよゴールデンウィークですが、頭が痛いのがホテルの宿泊料金です。東京都心、ひとり1泊2万3000円。実はコレ、高級ホテルでもなく、ビジネスホテルでもなく、カプセルホテルの料金なんです。――…
旅行を計画していると「ホテルの料金が高すぎる!」と感じることはありませんか?最近では、カプセルホテルでも1泊2万円以上になることがあり、多くの人が驚いています。数年前に比べて、なぜこれほどまでにホテル代が高くなっているのでしょうか?
ホテル代が高騰している理由を「需要と供給」や「インバウンド(訪日外国人観光客)」などの視点から、経済の仕組みも一緒に学んでみましょう。
ホテル代が高騰する3つの理由
需要が急増している
旅行をしたい人(需要)が多くなると、ホテルの部屋(供給)が足りなくなります。その結果、価格は自然に上がります。特にコロナ禍が落ち着いたことで、我慢していた旅行を一気に楽しもうとする「リベンジ旅行」が増え、需要が急増しています。
インバウンドの増加
円安の影響もあり、日本を訪れる外国人観光客が大幅に増加しています。東京や大阪、京都などの人気観光地では、外国人による予約が殺到し、ホテルの料金が上がりやすくなっています。
運営コストの上昇
ホテルを運営するためには、人件費や光熱費、クリーニング代、食材費など多くの費用がかかります。最近は物価が上がっており、ホテルも利益を維持するために宿泊料金を上げざるを得ない状況にあります。
高くなるのはGWだけじゃない!
混雑する連休・休暇シーズン
年末年始、お盆、春休み、夏休み、シルバーウィークといった大型連休には多くの人が旅行に出かけるため、ホテル代も高騰しやすくなります。
桜や紅葉の季節、大型イベント開催時
桜の開花や紅葉の見頃の時期には、京都や日光などの観光地でホテルの予約が集中します。また、人気アーティストのライブやスポーツイベント、花火大会などがあると、その周辺のホテル料金も上がります。
ダイナミックプライシングとは?
最近、多くのホテルが「ダイナミックプライシング」を導入しています。これは、需要の高まりに応じて価格が変わる仕組みで、予約が増えると自動的に料金が上がるというものです。航空券やテーマパークのチケットにも使われており、早めの予約が料金を抑えるコツになります。
安く泊まるための工夫
- 混雑期を避けて旅行する
- 平日や連休の最終日に泊まる
- 都心から少し離れた場所を選ぶ
- ゲストハウスやホステルなどの選択肢も考える
- 比較サイトを活用して最適な宿を探す

最近のニュースから見る宿泊事情
観光庁の発表によると、2024年以降、日本を訪れる外国人観光客数は過去最高を記録し続けています。大手旅行会社の調査では、国内旅行者も増えており、ホテル予約が困難になる地域も出てきています。一方、ホテル業界では人手不足の問題も深刻化しており、サービスの維持と価格のバランスが課題となっています。
まとめ
- 旅行者の増加による需要拡大が価格上昇の主因
- インバウンド観光客の増加が影響
- 運営コストの上昇で宿泊料金が高くなっている
- ゴールデンウィーク以外にも高騰する時期は多い
- ダイナミックプライシングにより価格は変動する
- 日程や場所を工夫すれば費用は抑えられる
ホテル代が高くなる理由には、「需要と供給」という経済の基本原理が関係しています。旅行者が多ければ価格が上がり、少なければ下がるというシンプルなルールです。この仕組みは、コンサートチケットやゲーム機など、身近なものにも当てはまります。
ホテルのように価格が変動する仕組みは、航空業界やイベント業界などにも使われています。もし自分がビジネスを始めるなら、こうした戦略を活用することで、より効果的にサービスを提供できるかもしれません。あなたも身の回りの価格変化に目を向けてみてください。

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