結婚年齢だけが理由? 日本で一人っ子が増えるワケ
一人っ子が急増 過去20年で1割→2割 要因は晩婚化以外にも | 毎日新聞
近年、一人っ子が増加している。国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「出生動向基本調査」によると、子どもを産み終えたとみられる夫婦(結婚から15~19年が経過)の子どもが1人の割合は、19・7%だった。1980年代から02年までは10%程度で推移してきたが、05年に11・7%へと微増。
みんなは、兄弟や姉妹がいますか?最近、日本では一人っ子の家庭がどんどん増えています。どうして一人っ子が増えているのでしょうか。世界と比べて日本はどうなのかも考えてみましょう。
一人っ子が増えている日本
最近、日本では一人っ子の家庭が増えています。国の調査によると、20年前には10人に1人が一人っ子だったのに、今では5人に1人が一人っ子になっています。これはすごい変化だと思いませんか。家族の形もどんどん変わってきているのですね。
結婚が遅くなったことが理由のひとつ
日本では、結婚する年齢がどんどん遅くなっています。たとえば、みんなのお父さんやお母さんも、昔の人に比べると結婚するのが遅かったかもしれません。それがこどもが1人しかいない家庭が増えている理由の1つだと言われています。年を取ってからだと、たくさんのこどもを育てるのは難しいことがあるのです。
お金の問題で一人っ子を選ぶ家庭も
もう一つの理由は、お金のことです。こどもを育てるのには、たくさんのお金がかかります。おこづかいや習い事、学校にかかるお金も増えているから、一人のこどもに集中して育てたいと思う人も多いのです。こども一人でも、育てるにはたくさんのお金がかかります。
例えば、こどもが大学を卒業するまで少なくとも800万円はかかり、私立の学校に行ったり、塾や習い事をしたりするともっともっとお金がかかります。
世界と日本の少子化の違い
世界のほかの国でも、こどもが少ない家庭が増えていますが、日本の一人っ子の増加は特に目立っています。
たとえば、ヨーロッパの国々では、政府がたくさんのこどもを育てるため、お金のサポートを行っているところが多いです。日本ではそのサポートがまだ十分ではないかもしれませんね。
一人っ子が増えることで家族や社会はどう変わる?
一人っ子が増えると、家族の中でどんな影響があるのでしょうか?たとえば、一人っ子は兄弟や姉妹がいない分、家族の中での役割が変わってくるかもしれません。また、少子化が進むと、将来日本で働く人の数が減ってしまい、日本の経済にも影響が出てくる可能性が高いのです。
少子化は国の問題なのです。
まとめ
- 日本では一人っ子の家庭が増えていて、今では5人に1人が一人っ子
- 結婚が遅くなることでこどもが少なくなることが一因
- お金の問題で、一人っ子を選ぶ家庭も増えている
- 世界と比べても、日本の一人っ子の増加は目立つ
- 一人っ子の増加は、日本の家族や社会、そして将来の経済に影響を与える
たとえば、最近では「少子化対策」といって、政府が子育てを支援するための取り組みが進んでいます。保育園が増えたり、こどもを育てやすくするためのサポートも広がっています。
家族が少ないと、働く人が減ってしまい、日本全体のお金の流れにも影響します。この問題は、みなさんの将来の仕事にも関係するかもしれません。おうちの方と、これからの日本や世界について話してみるのも面白いかもしれません。
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