AIに仕事をとられる…すでに起きている

サポセンの9割をAIに置き換えたインドのスタートアップの話 | ギズモード・ジャパン

世界のサポセンの中心インドから、こんな恐ろしいツイートが流れてきました。書いたのはバンガロールのeコマース会社、「Dukaan」創業者兼CEOのSummit Shahさん。社内のデータサイエンティストのひとりが2日で仕上げたAIチ…

インドのeコマース会社(インターネットショッピングの会社)DukaanのCEOがこんなふうに報告しました。

彼の会社はAIチャットボット「LISA」を導入した結果、お客からの電話問い合わせをする従業員(サポートスタッフ)のほとんどをやめさせました(レイオフ)。

サポートスタッフは仕事を失うことになりました。これは今までこの仕事をしていた人には大変な問題です。

いっぽう、このAI LISAは非常に優れていて、問い合わせに対応する時間が人間の約1分44秒に対して、ほぼ瞬時です。
問題解決にかかる時間も、人間が平均2時間13分かかるのに対し、LISAはたったの3分12秒です。
さらに、人をたくさんやめさせたことで、問い合わせにかかるお金(コスト)も85%減りました。これは会社にとっては素晴らしいことです。コストが減れば、会社のもうけは増えるからです。

しかし、一部の人々はレイオフを批判しています。「人をやめさせたことを自慢じまんするなんて!」と。

また、LISAが答える情報に満足できず、有料プランをやめたという声もあります。コストをへらしながら、お客の満足度をたもつことはむずかしい問題ですが、AIによって85%もコストが減ったというこの成果は大きいものです。

人間によるサポートの時代が終わりを迎える可能性もあります。わたしたちは、人間にしかできないことを見つけないといけないかもしれませんね。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。