夏はボーナスの季節
日本では夏と冬にボーナスが出る会社が多いです。公務員にもボーナスが出ます。
国家公務員の2023年夏のボーナス支給額は約63万7300円で、3年ぶりの増加となりました。重い責任がある管理職ではない、一般職でも9%のボーナスアップがありました。特別職の支給額は内閣総理大臣が約560万円、国務大臣が約409万円などです。
公務員ではなく、会社ではどうでしょう。
大手企業の夏の平均ボーナス額は約95万6027円で、前年度よりも3.91%増加し、2019年や2018年と比べても高水準です。自動車や交通関連などの業種が好調で増加している一方、非鉄・金属やセメント、建設などが減少しています。
いっぽう、日本の99.7%は中小企業です。※中小企業とはどんな会社かは、左の図を見てください。
中小企業の平均ボーナス支給額は約44万1000円で、全体の44.4%の企業が増加し、16.7%が減少しています。業種によって支給額の増減に差があります。
経済回復が進みつつあると言われていますが、ものの値段が上がっている(物価上昇)ことで、原材料が高くなるともうかりにくくなるような業種では、ボーナス額が減っています。
ボーナスというのは、会社がもうかっていれば、給料のほかに会社からもらえるもので、毎年必ず出るわけではありません。だから、もらえる会社もあれば、もらえない会社もあります。
ボーナスの額が増えるか減るかは、経済が元気になっているという目安になります。
記事作成者

- Progress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
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大学で英語を学び、卒業後は学習塾小中学文系/高校英語講師。その後パソコンインストラクター。2006年に外資系産業ガス会社に入社し、以降16年以上、複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在もProgress CFOの他にアメリカ資本企業2社の外部CFOを兼任。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
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