こどもがスマホゲームに100万円以上も!

子のゲーム課金、相談相次ぐ 100万円以上も―国民生活センター:時事ドットコム

子どもが保護者に無断でオンラインゲームに高額課金したとの相談が全国の消費生活センターなどに相次いでいる。半数は小学生で、100万円以上課金していた事例もあった…

みなさんは、自分のスマートフォンを持っていますか?
おうちの方のスマートフォンを使わせてもらうことはありますか?
スマートフォンでゲームをすることはありますか?

スマートフォンのゲームで、こどもがたくさんお金を使ってしまうことが増えています。特に小学生がおうちの方のスマートフォンで勝手にたくさんのお金を使ってしまったという相談が増えています。

国民生活センターによると、小中高生が契約したオンラインゲームに関する相談は、2022年度に約4,000件もありました。この件数だけでも多いですが、相談されていない問題もたくさんあると考えられますので、実際に今起きているのはもっと多いでしょう。

相談件数・割合

  • 小学生 49.4% 約988件
  • 中学生 37.6% 約752件
  • 高校生 13.0% 約260件

課金額

  • 10万~50万円  49.7%
  • 50万~100万円 14.1%
  • 100万円以上  6.5%

おうちの人がスマートフォンで買い物ができる設定のままで、こどもがスマートフォンを使ってしまうときによく起こります。お金はクレジットカードや携帯電話の料金といっしょに払われて、現金をそのときに払うわけではないから「お金をつかっている」という気持ちがないままでゲームのアイテムをかんたんにたくさん買ってしまうこどももいるのです。
中にはこどものほうがスマートフォンにくわしくて、自分でパスワードを変えたり、自分の指紋を登録したりして勝手にお金をつかってしまうこともあるようです。

クレジットカードなどのキャッシュレス決済はとても便利で、今では欠かせないものになりつつあります。だけどクレジットカードで払うことも「お金をつかう」です。おうちのかたはお金をかせぐために一生懸命働いているのです。

ゲームをすることは悪いことではありません。だけど、おうちのかたでも「人のお金」を「勝手に」つかうことは良いことではありません。どうしてもゲームにお金をつかいたいときは絶対におうちのかたに相談しましょう。

そして、自分のスマートフォンやタブレットも、パスワードなどを設定して他の人に勝手に使われないようにすることも大事です。せっかく便利なキャッシュレス決済やスマートフォン。楽しく上手に使えると良いですね。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
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