時間や曜日で値段が変わる自動販売機?

自動販売機で飲み物を買うことはありますか?
私はよくコーヒーを買っています。スーパーの方が安いのですが、自動販売機は、飲みたいときにすぐに買えて、しっかり冷えていたり温かかったりする便利さがあります。

自動販売機が日本に広まったのは、1960年代後半から1970年代ころと言われています。その頃から、街中や学校などでよく見られるようになりました。コカ・コーラなどの飲み物の会社が積極的に自動販売機を使って商品を売り出したことが大きな理由です。今でも、自動販売機は日本中でよく見かける便利なものですよね。

さて、コカ・コーラボトラーズジャパンは、新しい自動販売機を全国に置く予定です。この自動販売機は「ダイナミックプライシング」という変動価格制なのです。
変動価格制とは、曜日や時間帯に応じて価格を変えることができるのです。今年中に数千台の設置を計画しており、来年には本格的に全国に展開する予定です。

この新しい自動販売機では、例えば夜間になると10円単位で価格を下げるなど、消費者のニーズに合わせた値段の設定が行われています。今年2023年5月からテストとして一部の地域・場所に登場しました。
コカ・コーラボトラーズジャパンの人は、「最適な価格設定に変えることで、売り上げと数量が増えている」と言っています。

コカ・コーラボトラーズジャパンは全国に約70万台もの自動販売機を持っており、自動販売機の売り上げの約20%にもなります。

いつも同じ値段ではなく、時間や曜日で値段が変わる。技術が発達してきたからこそ、こういった売り方もできるようになったのですね。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
『「会計」「IT」「英語」があれば、社会人人生なんとかなる』がポリシー。