メタバースで保険販売?

【独自】東京海上日動がメタバースで保険販売、アバターで販売員と対話 : 読売新聞

【読売新聞】 東京海上日動火災保険は来年1月からメタバース(仮想空間)で自動車保険など個人向け保険の販売を始める。ネット通販と異なり、分身である「アバター」を…

メタバースって聞いたことあるかな?
日本語では「仮想空間かそうくうかん」と言われます。インターネットにある3次元じげんの世界で、アバターとばれる自分の分身ぶんしんでメタバースに入ります。
そんなのゲームでもやってるって?最近さいきんはリアルなゲームがたくさんありますね。でもちょっとちがうところがあります。

メタバースでは、現実げんじつの世界にちか状態じょうたいうごまわれます。私たちはアバターをうごかしてあそんだり、あつまってはなったりできます。インターネットの空間くうかんで生活ができるのです。え?「あつ森」でもできるって?「フォートナイト」と同じだって?

そう思った人、そのとおり。みんなのほうがメタバースのことをよくっているかもしれません。

コロナウィルスの流行りゅうこうで、おとなが会社に行かずに家で仕事をする「リモートワーク」が今では普通ふつうになりました。メタバースの中に会社があって、そこで仕事をする「バーチャルワーク」なんてことも始まっています。その他にも「バーチャルイベント」「バーチャルショップ」なんかもあります。

東京海上日動火災保険とうきょうかいじょうにちどうかさいほけんが来年1月からメタバースで自動車保険じどうしゃほけんなどの販売はんばいはじめるんだって。アバターを使って、保険会社ほけんがいしゃの人と実際じっさいに話して、どの保険に入るかをめることができます。メタバースでの保険販売ほけんはんばいはじめてです。

世の中のことをいろいろ調べる会社、矢野経済研究所やのけいざいけんきゅうしょによると、2021年度の日本でメタバースに関係かんけいする仕事しごと・ビジネスは744億円で、2026年度には1兆円を超えるとのこと。三菱UFJ銀行みつびしゆーえふじぇいぎんこうなどが、メタバースで銀行窓口の仕事ぎんこうまどぐちのしごとなどをやろうとしているよ。

みんなが将来おとなになって働くころには、メタバースが普通になっていて、仕事も買い物も、遊びも勉強べんきょう全部家ぜんぶいえの中でできてしまうかもしれないね。でも、友達や家族と実際じっさいに会って、どこかに行くほうが楽しいよね。だからメタバースと実際の生活のバランスがよい世の中になるといいと思います。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
『「会計」「IT」「英語」があれば、社会人人生なんとかなる』がポリシー。