投資の神様、次はどんな株を買う?

バフェット氏の日本株投資次なる一手、ウオッチャーは「金融株」推し - Bloomberg

米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社株の保有比率を高めたことは、日本株を33年ぶりの高値に押し上げる一因となった。あれから半年が経過し、バフェットウオッチャーの間では次なる日本株の投資先候補として保険や銀行など金融株が有望だとの声が上がっている。

投資の神様とよばれているウォーレン・バフェットさん。バフェットさんは会社の大きさのわりに株のねだん(株価かぶか)が高くない会社を見つけて、安いうちにたくさん買って長く持っておく、そして株価が高くなったときに売ってたくさんもうけるという方法で有名です。

日経平均株価

今年(2023年)の5月から7月にかけて、多くの日本の株価が上がりました。これはバフェットさんが、「日本の株を買っていくつもり」と言ったことも理由だと言われています。
バフェットさんが日本の株を買うと言ったので、世界中の人が日本の株を買ったのです。

さて、この記事では、次にバフェットさんが買うかもしれない会社を考えています。
日本の保険会社や銀行の株は安くて、これから金利(お金をかしたりかりたりするときにつく利息りそく割合わりあい)が上がると予想されているので、さらにこういう会社の価値が上がる可能性があるのです。

実際に、日本銀行のトップが4月に変わって、これから金利が上がるのでは、との予想から、保険株は34%、銀行株は41%も上がったのです。

バフェットさんの会社、バークシャーハサウェイは、これまでも買っていた商社(いろいろなモノを海外や国内で買って、もうけをのせて売る会社)の株をもっと買うことを計画しているとのこと。また、信越化学工業やブリヂストン、富士フイルムホールディングスなど、安定した成長をしている会社もバフェットさんは興味を持っているようです。

日本の会社や株に興味を持ってくれる人がふえると、株価も上がって景気もよくなり、会社のもうけもふえ、給料も上がり、みなさんのおこづかいもふえる…そんなことも起きるのです。ぜひバフェットさんに注目してみてください。

バフェットさんについて、くわしくは下のページも読んでみてください。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。