日本一の金持ち村 "北海道猿払村"

「日本一の金持ち村」にホタテ長者が続々誕生!日本最北の漁村に嫁いだ妻たちの「本音」とは?…北海道「猿払村」が抱える「村民格差」と「危機感」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

わが世の春を謳歌するホタテ漁師に対して向けられる冷ややかな視線。漁師の妻、そしてホタテ漁師ではない村民の本音とは。

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北海道の猿払村さるふつむらって知っていますか?

オホーツク海にある小さな村ですが、2022年の平均所得は約732万円。ちなみに全国平均は約460万円。この平均所得は全国第6位で、「日本一の金持ち村」として知られています。なぜこんなに平均所得が高いのでしょう。

猿払村はホタテ漁が有名な村です。ホタテ漁師さんたちは高級車に乗ったり、大きな家に住んでいます。でも、村のみんなが同じようにお金持ちではありません。

ホタテ漁師さんの奥さんたちは「おかまわり」というお手伝いをします。彼女たちは自由に参加でき、生活に大きな不満はありません。旦那さんは漁から帰ってくると買い物に付き合い、子育ても手伝います。学校の行事も大事にされているので、子どもたちも幸せに過ごせます。

しかし、村にはかせぐお金の違いがあります。ホタテ漁師さんはたくさんお金をかせぎますが、ほかの村の人たちは普通の生活をしています。でも、中国がホタテを買わなくなったことで、ホタテ漁師さんのかせぐお金も少なくなっています。

かせぐお金が少なくなっても、ホタテ漁師さんたちは最低限のお金をもらえますが、魚を加工する会社は売れない魚をたくさんかかえていて大変です。このように差があるので、ホタテ漁師さんたちとほかの人たちが仲良くできていない、という話もあります。

まとめ

猿払村はホタテ漁のおかげで豊かになっていますが、全員がたくさんお金をかせいでいるわけでもありません。この記事を読んで、お金のことや仕事のことについて親と話し合ってみてください。ホタテ漁師さんとほかの村の人たちの関係や、中国の影響についても一緒に話してみましょう。

ポイント
  • 猿払村はホタテ漁が有名で、お金持ちの村です。
  • 村の人全員がお金持ちというわけでもありません。
  • ホタテ漁師さんが稼ぐお金は、中国がホタテを買わなくなったことで少なくなっています。
  • ホタテ漁のおかげで村は豊かになっていますが、ホタテ漁に頼ってしまう危険もあります。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。