2025年から始まる広告規制!こどもたちを守るイギリスのルール

みなさんは、テレビやインターネットでよく見かけるお菓子やハンバーガーなどのファストフードのCM・広告はありますか?
イギリスでは、こどもの健康を守るために、新しいルールが2025年から始まります。このルールでは、ジャンクフード(お菓子やファストフードなど)の広告をテレビやインターネットで見られなくすることや、タバコの販売を止めることが含まれています。なぜこんなことをするのか、一緒に考えてみましょう!

2025年から始まるルール

イギリス政府は、ジャンクフード(お菓子やファストフードなど)の広告を、インターネットで完全に禁止し、テレビでは夜9時より前には流せなくするルールを作りました。また、2009年以降に生まれた人には、タバコを販売しないことにする法律も作られました。このルールは、こどもたちの健康を守るためにとても重要です。

なぜ広告を禁止するの?

お菓子やタバコは、体に良くないものです。でも、広告で見ると「食べたいな」「試してみたいな」と思ってしまうことがありますよね。こうした商品がこどもたちに良くないことを知っている大人たちは、広告を見せないようにして、みんなが健康に過ごせるようにしようとしています。

日本の広告に関するルール

日本でも、タバコやお酒の広告にはルールがあります。たとえば、テレビでは夜の時間帯にしかCMを流せなかったり、学校の近くではタバコやお酒の広告を出してはいけない決まりがあります。こうしたルールは、みんなが健康に過ごせるように考えられています。

広告を止めることで期待されること

ジャンクフードやタバコの広告がなくなることで、こどもたちが不健康なものにふれる機会がへります。イギリスでは、子どもの肥満(太りすぎ)が問題になっており、これらのルールで解決を目指しています。もし、広告を見なければ、食べたい気持ちが少なくなり、健康的な食事を選べるようになるかもしれません。

他の国でも同じような取り組み

イギリスだけではなく、ニュージーランドやポルトガルなど他の国でも、タバコの販売を禁止するルールや、ジャンクフードの広告を止める取り組みが行われています。世界中で、みんなの健康を守るためにいろいろな工夫がされています。

まとめ
  • イギリスはジャンクフード広告とタバコ販売を禁止する新しいルールを導入
  • 広告を見せないことで、こどもたちが不健康なものに触れる機会を減らす
  • 日本でもタバコやお酒の広告にルールがある
  • 他の国でも同じような取り組みが行われている

CMなどの広告が私たちにどんな影響を与えるか考えたことがありますか?テレビやインターネットで見かける広告は、商品を買わせたいというお店の作戦です。広告は商品やサービスを知る良い機会ですが、健康にあまりよくないモノの広告は見ないほうがいいこともあります。
広告はみなさんがモノやサービスを買うのにどんな役割をしているか、あらためて考えてみませんか。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。