経済が悪くなると犯罪が増える?中国の現状
経済悪化で社会不安 刃物による襲撃相次ぐ―中国:時事ドットコム
【北京時事】中国広東省深セン市で日本人学校の男児が刺され死亡した事件で、地元警察は「44歳の男をその場で取り押さえた」と発表したが、動機などは一切明らかにしていない。日本人を狙った犯行なのかも不明だ。中国では刃物を使った襲撃事件が相次いでおり、背景には経済情勢の悪化による社会不安があるとみられる。
みなさんは、経済が悪くなるとどんなことが起こると思いますか?
最近、中国では経済が悪化し、その影響で犯罪も増えています。どうして経済が悪くなると犯罪が増えるのか、考えてみましょう。中国の経済の現状と社会にどのような影響を与えているのかを見てみましょう。
経済の悪化って何?
まず、「経済の悪化」というのは、お金の回り方が悪くなって、仕事を失う人や給料が減る人が増えることを指します。
中国では、不動産業(家やビルなどの建物を売り買いする商売)が特に悪くなり、それが他の仕事にも影響しています。みなさんの学校やお父さん・お母さんの仕事がうまくいかなくなったら、みんな不安になりますよね。中国でも同じことが起こっています。
経済悪化と犯罪の関係
経済が悪くなると、仕事を失った人が生活に困ってしまい、悪いことをしてしまうことがあります。例えば、深セン市では日本人のこどもが刃物でおそわれる事件が起きました。こういった犯罪が増える原因の一つが、仕事がなくなり生活に困った人が増えているからだと考えられています。お金がないとどうしても不安になり、ストレスがたまることもあります。
ゼロコロナ政策と経済の悪化
中国では、コロナウイルスをなくすために「ゼロコロナ政策」という非常にきびしいルールを作りました。多くの場所が閉鎖され、仕事ができなくなったり、人々が外に出られなかったりしました。これが、さらに経済を悪くしました。今はルールが緩くなりましたが、まだ経済の調子は戻っていないのです。
日本企業も不安
中国にある日本の会社も、中国での仕事が不安になっています。最近の事件をきっかけに、多くの日本の企業が、従業員の安全を考えて、一時的に中国を離れることを考えています。みなさんのおうちの方が外国で働く場合、同じような心配があるかもしれませんね。
経済が安定すると安心できる
経済が安定していると、人々は仕事を持ち、お金がしっかり回るので犯罪が減ります。しかし、経済が悪くなると、人々は仕事やお金の心配をするようになり、不安が社会全体に広がります。この不安が、犯罪を増やす原因の一つです。ですから、国や会社は、経済をうまく運営することがとても大切なのです。
まとめ
- 経済が悪くなると、仕事を失ったり給料が減る人が増える
- お金がないことで、不安が広がり、犯罪が増えることがある
- 中国ではゼロコロナ政策も経済に悪影響を与えた
- 日本企業も中国での安全を心配している
経済と安全な社会の関係について考えてみませんか。自分の住んでいる国の経済は、自分ひとりではどうしようもありません。
もし、国の経済が悪くなって仕事が減ったり、物の値段が上がったりすると、みんなが大変な思いをすることがあります。でも、もしお金や資産があれば、急に困ることが少なくなります。たとえば、貯金があれば必要なときに使うことができて安心です。お金や資産は、いざというときに自分や家族を守るためにとても大事なのではないでしょうか。
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