auの最新経済圏戦略とドコモ・ソフトバンク比較
「au携帯料金は値下げしない?」「株主優待なぜPontaポイントに変更?」 KDDI株主総会 質疑応答まとめ(1/2 ページ) - ITmedia Mobile
KDDIが6月18日、第41期定時株主総会を開催した。質疑応答では、株主優待や金融戦略、通信品質、携帯料金などの質問や要望が挙がった。料金については付加価値サービスを提供し、ユーザーから得た対価で通信品質向上の投資をしていくことを強調した。
あなたが使っているスマートフォンは、どの会社のものですか?
au(KDDI)は「通信」を中心にしながらも、金融やポイント、AIなどさまざまなサービスを組み合わせて、私たちの生活をより便利に、そしてお得にする戦略を進めています。auの最新の方針と「au経済圏」のメリットを中心に、NTTドコモやソフトバンクの動きも交えて、今の携帯業界がどんな未来を目指しているのかを見てみましょう。
スマホの選び方や、これからの社会の変化についても一緒に考えてみましょう。
au(KDDI)の最新戦略 ― 「つなぐチカラ」を進化させる
「通信」を中心にサービスを広げるサテライトグロース戦略
KDDIは「通信」をコアにしながら、金融、エネルギー、ショッピングなど、日常生活のあらゆる場面にサービスを広げています。これを「サテライトグロース戦略」と呼び、通信の周りに多彩なサービスを“衛星”のように展開することで、より多くの人に便利さとお得さを届けることを目指しています。
進化する「au経済圏」とPontaポイントの活用
au経済圏とは、スマホやau PAY、auじぶん銀行、auカブコム証券など、KDDIグループのサービスをまとめて使うことで、Pontaポイントを効率よく貯めたり使ったりできる仕組みです。たとえば、通信料金の支払い、買い物、投資、ふるさと納税まで、日常生活の多くの場面でポイントが貯まり、還元率も最大15倍までアップします。
さらに、ローソンとの提携強化やPontaパス(月額548円)など、リアル店舗とデジタルサービスを連携させることで、より身近でお得なサービスを実現しています。
通信品質と料金のバランス
2025年現在、auは5G通信の品質向上やAI活用による新しい価値創出に力を入れています。機種代金や月額料金も3大キャリアの中では比較的安い水準を維持しており、分割払いを利用すると月々の負担も抑えられます。
ドコモ・ソフトバンクの最新動向 ― それぞれの強みと注目ポイント
ドコモ ― 法人事業とスマートライフ事業の強化
NTTドコモは、通信だけでなく法人向けのICTサービスや金融・決済、エンタメ、医療など幅広い分野に進出しています。2025年度には法人事業を2兆円以上に拡大し、グループ収益の半分以上を通信以外の事業で生み出すことを目指しています7。
また、d払い・dカードなどのサービスを通じて、日常生活のさまざまなシーンで便利さを提供しています。
ソフトバンク ― AIと6Gで次世代ネットワークをリード
ソフトバンクは、Nokiaと共同でAIを活用した次世代通信技術「AI-RAN」や6Gの研究開発を進めています。これにより、より高速で安定した通信、スマートシティや自動化産業など新しい社会インフラの構築を目指しています8。
また、PayPayを中心とした金融サービスや、若年層向けのキャンペーンも積極的に展開し、ユーザーの獲得に力を入れています。

2025年の携帯業界トレンド ― どこが変わった?
- 通信と金融・決済サービスの融合が加速し、「経済圏」競争が激化
- 5GやAI、6Gなど最新技術への投資が進み、通信品質やサービスが向上
- 料金プランや機種代金は3社とも横並び傾向だが、auは割引やポイント還元でお得感を演出
- サステナビリティ経営や社会課題への取り組みも重視される時代に
まとめ
- auは通信を中心に金融やショッピング、ポイントサービスを連携させた「au経済圏」を拡大中
- ドコモは法人向けやスマートライフ事業、ソフトバンクはAI・6Gなど次世代技術に注力
- 3社とも通信だけでなく、生活全体を支えるサービスを強化している
- 料金やサービス内容は日々進化しているので、最新情報をこまめにチェックしよう
スマホ選びは、通信品質や料金だけでなく、どんなサービスやポイントが自分の生活に合うかも大切です。au経済圏のような“お得な仕組み”を活用して、賢く便利なスマホライフを送りましょう。あなたも気になるサービスやポイントの使い方を調べて、自分にぴったりの使い方を見つけてみてください!