近視抑制コンタクトが日本初承認!子ども向け1日使い捨てレンズ誕生

近視抑制するコンタクト、初承認 1日使い捨て、子ども向け | NEWSjp

厚生労働省は29日までに、近視の進行を抑制するソフトコンタクトレンズの製造販売を承認した。近視進行を...

「最近スマホを見すぎて目が疲れる」「黒板の文字がぼやける」――そんな経験はありませんか?スマートフォンやゲームの時間が増えることで、近視に悩む中高生は年々増えています。近視は遠くが見えにくくなるだけでなく、将来の目の病気リスクを高めることもあります。そんな中、日本で初めて「近視抑制コンタクトレンズ」が承認されました。

日本初の「近視抑制コンタクトレンズ」登場

2025年8月、厚生労働省は「マイサイトワンデー」という新しいソフトコンタクトレンズを承認しました。これは視力を補正するだけでなく、近視の進行を抑える効果が期待される初の製品です。

仕組み
このレンズは「ピントを合わせる部分」と「あえてずらす部分」を同心円状に配置しています。その“わざとずらす”設計が目に信号を与え、眼球の伸びを抑えて近視の進行を防ぎます。
海外の研究では、8~12歳の子どもに3年間使用した結果、近視の進行を約59%抑えたと報告されています。

世界での普及状況
アメリカやヨーロッパ、中国、韓国ではすでに承認されており、多くの子どもの視力を守っています。
これまで日本での治療は「低濃度アトロピン点眼薬」や「オルソケラトロジー(夜間装用レンズ)」が中心でした。そこに清潔で使いやすい1日使い捨てレンズという新たな選択肢が加わったのです。

日本人はメガネ派が多数

視力矯正の代表はメガネとコンタクト。日本では人口の約75.7%がメガネを使っており、コンタクトのみを使用する人は約2.3%にとどまります。メガネは取り外しやすく、ブルーライトカットやファッション性などの機能面からも人気です。

コンタクト派の理由
一方でコンタクトは「視界が広い」「スポーツに便利」「見た目を変えない」といった利点があり、活動的な人に選ばれています。おしゃれ目的のカラーコンタクトも広がり、若者を中心に需要が増えています。

メガネとコンタクトの巨大市場

普段使っているメガネやコンタクトですが、実はとてつもない規模のお金が動いています。

日本の市場規模

  • コンタクトレンズ市場:2025年時点で年間約3,100億円
  • メガネ市場:2025年には約1,842億アメリカドル(約27兆円)に達すると予測
  • メガネレンズ市場だけでも2024年時点で約33億アメリカドル(約4,900億円

世界の市場規模
世界全体では、コンタクトレンズ市場が2025年に約212.6億アメリカドル(約3兆1,000億円)と見込まれています。世界中で視力に悩む人が多く、快適さやデザイン性を求める需要が高まっているため、今後も成長が続くと予想されます。

まとめ
  • 日本で初めて近視抑制効果を持つ1日使い捨てコンタクトレンズが承認
  • 海外ではすでに普及し、多くの子どもの近視進行を抑制
  • 日本は約75%がメガネ利用者、コンタクト利用は少数派
  • メガネ・コンタクト市場は国内外で数千億円から数兆円規模

新しいレンズの登場は、科学技術が健康を支える好例です。しかし、技術に頼るだけでなく、自分で生活習慣を見直すことも大切です。また、企業が子ども向けに製品を開発する背景には「顧客生涯価値(LTV)」の考え方があり、将来の利用者を早くから囲い込む戦略があります。これは単なる医療の話ではなく、経済やビジネスとも深くつながっています。

ぜひ「なぜこの製品は作られたのか」「どんな人や企業が関わっているのか」「どれだけのお金が動いているのか」を考えてみてください。身近なメガネやコンタクトを通じて、科学と経済の結びつきを学ぶことができます。