近視抑制コンタクトが日本初承認!子ども向け1日使い捨てレンズ誕生
「最近スマホを見すぎて目が疲れる」「黒板の文字がぼやける」――そんな経験はありませんか?スマートフォンやゲームの時間が増えることで、近視に悩む中高生は年々増えています。近視は遠くが見えにくくなるだけでなく、将来の目の病気リスクを高めることもあります。そんな中、日本で初めて「近視抑制コンタクトレンズ」が承認されました。
日本初の「近視抑制コンタクトレンズ」登場
2025年8月、厚生労働省は「マイサイトワンデー」という新しいソフトコンタクトレンズを承認しました。これは視力を補正するだけでなく、近視の進行を抑える効果が期待される初の製品です。
仕組み
このレンズは「ピントを合わせる部分」と「あえてずらす部分」を同心円状に配置しています。その“わざとずらす”設計が目に信号を与え、眼球の伸びを抑えて近視の進行を防ぎます。
海外の研究では、8~12歳の子どもに3年間使用した結果、近視の進行を約59%抑えたと報告されています。
世界での普及状況
アメリカやヨーロッパ、中国、韓国ではすでに承認されており、多くの子どもの視力を守っています。
これまで日本での治療は「低濃度アトロピン点眼薬」や「オルソケラトロジー(夜間装用レンズ)」が中心でした。そこに清潔で使いやすい1日使い捨てレンズという新たな選択肢が加わったのです。
日本人はメガネ派が多数
視力矯正の代表はメガネとコンタクト。日本では人口の約75.7%がメガネを使っており、コンタクトのみを使用する人は約2.3%にとどまります。メガネは取り外しやすく、ブルーライトカットやファッション性などの機能面からも人気です。
コンタクト派の理由
一方でコンタクトは「視界が広い」「スポーツに便利」「見た目を変えない」といった利点があり、活動的な人に選ばれています。おしゃれ目的のカラーコンタクトも広がり、若者を中心に需要が増えています。
メガネとコンタクトの巨大市場
普段使っているメガネやコンタクトですが、実はとてつもない規模のお金が動いています。
日本の市場規模
- コンタクトレンズ市場:2025年時点で年間約3,100億円
- メガネ市場:2025年には約1,842億アメリカドル(約27兆円)に達すると予測
- メガネレンズ市場だけでも2024年時点で約33億アメリカドル(約4,900億円)
世界の市場規模
世界全体では、コンタクトレンズ市場が2025年に約212.6億アメリカドル(約3兆1,000億円)と見込まれています。世界中で視力に悩む人が多く、快適さやデザイン性を求める需要が高まっているため、今後も成長が続くと予想されます。

まとめ
- 日本で初めて近視抑制効果を持つ1日使い捨てコンタクトレンズが承認
- 海外ではすでに普及し、多くの子どもの近視進行を抑制
- 日本は約75%がメガネ利用者、コンタクト利用は少数派
- メガネ・コンタクト市場は国内外で数千億円から数兆円規模
新しいレンズの登場は、科学技術が健康を支える好例です。しかし、技術に頼るだけでなく、自分で生活習慣を見直すことも大切です。また、企業が子ども向けに製品を開発する背景には「顧客生涯価値(LTV)」の考え方があり、将来の利用者を早くから囲い込む戦略があります。これは単なる医療の話ではなく、経済やビジネスとも深くつながっています。
ぜひ「なぜこの製品は作られたのか」「どんな人や企業が関わっているのか」「どれだけのお金が動いているのか」を考えてみてください。身近なメガネやコンタクトを通じて、科学と経済の結びつきを学ぶことができます。