大谷翔平選手の広告効果とは?ディップの成功事例で学ぶ企業戦略

広告にこんな反響があるとは! 大谷選手を起用したらどうなった? 人材サービス大手「ディップ」が実感したこと(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

大谷選手が、人材サービス大手のディップのブランドアンバサダーに就任した。その後、大きな広告効果が出ているという。その内容について同社の担当者に話を聞いた。

メジャーリーガー 大谷翔平選手の話題はよく目にしますね。テレビCMなどでも見ることは多いのではないでしょうか。

人材サービス大手のディップが、大谷翔平選手を広告に起用したところ、企業の知名度や求人サイトの訪問数、応募数が大幅に増えました。大谷選手の活躍に興味を持つ子どもたちも、なぜ広告に有名人を使うのか考えてみましょう。

広告効果の数字

ディップは2023年12月15日に大谷選手をブランドアンバサダーに任命し、12月31日からテレビCMを放映しました。

その結果、企業の知名度が64%から74%に上がり、求人情報サイト「バイトル」の訪問数は23%増え、応募数も17%増えました。同様に、「はたらこねっと」も訪問数が15%、応募数が10%増えました。

大谷選手の影響力

大谷選手の広告は大きな反響を呼び、YouTubeでのCM再生回数は1000万回を超え、対談動画も400万回再生されました。また、テレビ番組やウェブ記事でも多く取り上げられ、広告価値は16.5億円に達しました。渋谷のスクランブル交差点での広告掲出では、多くの人が写真を撮ったりSNSに投稿したりする姿が見られました。

マーケティングの視点から見る有名人の起用

有名人を広告に起用することで、企業の知名度や好感度が大きく向上します。大谷選手のように多くの人に愛される人を起用することで、企業のメッセージがより多くの人に届きやすくなり、消費者の行動にも変化が生じます。

まとめ
  • 大谷選手の起用で企業の知名度が10%上がる
  • 求人サイト「バイトル」と「はたらこねっと」の訪問数と応募数が増加
  • YouTubeやSNSでの大きな反響
  • 渋谷の広告掲出でさらに注目度アップ
  • 有名人の起用は企業にとって大きなメリット

他の企業も大谷選手の効果を感じているようです。例えば、伊藤園の「お~いお茶」の販売数が大きく増加しています 。

有名人が広告に出るとどんな効果があるのか、考えてみましょう。広告の仕組みや、有名人の影響力を利用した広告宣伝は、商品やサービスを知ってもらい、買ってもらうのにとても有効ですが、メリット・デメリットも当然ありますので、それについて調べてみるのもよいでしょう。
また、自分がCMに影響を受けて買ったことがあるモノやさーびすについてみんなで話してみるのも、広告について理解するのに役立ちますよ。

【無料オンラインイベント】8/25(日)「第3回 クイズで学ぶ!お金と社会のつながり」
<詳細・お申込みはこちら>

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。