AIに仕事をとられてしまいそうな職業は?

AIに代替されると思う職業 2位「店員」、1位は?:ランキング - ITmedia ビジネスオンライン

クロス・マーケティングは「生成AIに関する調査」を行った。AIに代替されると思う職業1位は……。

「AIに仕事をとられてしまうかもしれない職業」ってなんだと思いますか?というアンケート結果です。
※クロス・マーケティング社実施 (対象:20~69歳の働く男女)

1位は「財務・会計・経理」。それに続いて「一般小売店の店員」や「運転手」も仕事を取られてしまう可能性が高いと考えられています。

AIには仕事をとられないのでは、という職業では「農業・漁師」や「医者・看護師・歯科衛生士」が上位になりました。

クロス・マーケティング社 プレスリリースより

私はこの「財務・会計・経理」を主な仕事にしています。この仕事は前から「いつかはなくなる仕事」と言われ続けてきました。
理由として、この仕事はよくこんなふうに思われているからです。

  • おんなじ仕事をしている(請求書とかをパソコンに打ち込むだけ)
    → 実際はそれは仕事の一部で、銀行の人との交渉や、会社のレポートなどやることはいろいろある
  • 計算なんてパソコンにやらせておけばいい
    →その計算の元は人間が作るんだけど… チェックしないと。
  • 入力なんて誰でもできる
    →ただ入力するんじゃなくて、会計の決まりとか、税金の決まりとかも考えてるんですけど。

私は、数字を入力することが「財務・会計・経理」なんて思ったことはありません。そんなのは知識や経験がなくてもできるし、数字をパソコンに打ち込むだけの人を「財務・会計・経理」とは考えていません。
その数字をどう判断するか、会社の問題点や改善点は何か、この数字をどんなふうに表現すれば株主や銀行さんによく思ってもらえるか、などまで考えて初めて「財務・会計・経理」なのです。

ちょっと熱くなってしまいましたが、データの入力だけの人が仕事を奪われるというのは賛成です。AIが今はできない部分「関係する人たちへの働きかけ」「提案」などができないと仕事を失うでしょう。

また、ホワイトカラー(事務職)の仕事で使われる生成AIについての調査では、「ChatGPT」がとても有名です。マイクロソフトのBingやGoogleのBardなどは、ChatGPTに比べるとほとんど知られていませんでした。

クロス・マーケティング社 プレスリリースより

ChatGPTなどの文章を作ってくれるAI(生成型AI)はこれからどんどん発達していくでしょう。それを怖いと考えている人たちもたくさんいます。仕事を奪われる人も出てくるでしょう。
だからこそ、便利な道具はしっかり使って、さらに「自分ならこれができる」という強みを伸ばしていくことが、これからおとなになる皆さんには必要な力なのではないでしょうか。