偽の評価を見抜けるか? Amazonが商品レビューを要約するAIを公開 | ギズモード・ジャパン

Amazonがレビューを要約する生成AIと、AIによって生成されたレビューを監視する詐欺検出ツールを使用すると発表。

みなさんのおうちでは、Amazonでモノを買うことはありますか?買いたいモノは本から洗剤までほとんどそろっているオンラインショップですよね。
それに買った人の感想(口コミ・レビュー)もっているので、買う前に実際の商品がどんな感じかを調べることもできて、とても便利。

さて、そんなAmazonが新しい技術を取り入れることを発表しました。

Amazonは、生成AIを使って、商品のレビューをまとめたり、売る人がみんなに買ってもらおうとウソのレビューを書いていないかを見つけるツールを使うことを決めました。
これにより、商品の特徴とくちょうやコメントがかんたんにまとめられ、ウソのレビューも見つけやすくなります。

実際、Amazonにはたくさんのウソのレビューがあります。日本語がおかしかったり、最高評価が異常に多かったり、絶対にその商品をつかってなさそうな変なレビューもあるのです。私はそういったレビューを自動で非表示にするツールを使っていますが、それでもウソっぽいレビューが出てくることはあります。

これまでもAmazonはたくさんのウソのレビューをブロックしてきましたが、それでもAIを使ったレビューがますます増えています。その中には「ウソ」「おおげさ」「まぎらわしい」レビューもあります。

Amazonが使う生成AIは、一番みんなが言っている商品の特徴やコメントをまとめてくれるようになります。また、それらのまとめを「使いやすさ」「パフォーマンス」「安定性」などのカテゴリ分けしてくれるそう。

今回、AmazonのAIがまとめるレビューは、実際に商品を買った人の意見だけになります。Amazonはこの技術がお客さんにメリットをもたらすと言っています。
例えば、商品選びが楽になったり、みんながウソのレビューを読んで買ってしまうということを避ける手助けになるでしょう。

ただし、AIだけでは詐欺さぎを完全になくすのは難しいかもしれません。レビューを読むときは、悪い評価を中心に読む方が、その商品の本当の特徴がわかるのではないかと私は思います。だまされるかも、と思いながら買い物をするのは楽しくないですが、インターネットで買い物をするときは気をつけないといけないことですね。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。