アジア・パワーランキング2024:日本は4位後退、インドは急成長

アジア影響力で豪が5位に上昇、日本は4位 - NNA ASIA・オーストラリア・経済

オーストラリアの民間外交シンクタンク、ローウィー・インスティチュートがこのほど発表した2024年版「アジア・パワー・インデックス」で、オーストラリアは総合……

2024年の「アジア・パワー・インデックス」が発表され、日本は4位にランクインしました。3位を維持してきた日本が、なぜ順位を下げたのでしょうか?
アメリカや中国、インドが強い中で、日本の強みと弱みはどこにあるのか、考えてみましょう。

日本の総合力が4位に後退

ローウィー・インスティチュートが発表した「アジア・パワー・インデックス」によると、2024年、日本はインドに抜かれ、4位に後退しました。これは、2018年から3位を維持していた日本にとって大きな変化です。日本の「軍事力」や「外交的影響力」は強化されましたが、「経済力」での評価が低下し、順位を下げる原因となりました。

アジア・パワー・インデックス サイトより
米国と中国が引き続き強い

アジアで最も強い国として、1位は引き続き米国です。2位は中国で、中国は「軍事力」で米国を上回り、アジアにおける軍事態勢で初めて1位を獲得しました。アジアの他の国々は、米国と中国の影響力に追いつくため、様々な分野で競争を続けています。

インドの急成長

インドは「経済力」や「外交的影響力」を急速に伸ばし、初めて日本を追い抜いて3位にランクインしました。これにより、日本は長年守ってきた3位の座を失いました。インドの成長はアジア全体に大きな影響を与えています。

オーストラリアの評価

オーストラリアは総合力で5位に上昇しましたが、「資源輸出」における弱みが指摘されています。今後、さらに経済力のある国々に押される可能性があります。

まとめ
  • 日本は2024年のアジア・パワー・インデックスで4位に後退
  • 米国が1位、中国が2位、インドが3位にランクイン
  • 日本の「経済力」の評価低下が順位後退の主因
  • インドが急成長し、日本を抜いた
  • オーストラリアは5位だが、資源輸出に弱み

日本が再び3位やそれ以上の順位に戻るためには、何が必要でしょうか?経済力をどう強化するか、世界とのつながりをどう深めるかが課題です。また、他の国々の成長に学ぶことも大切です。
例えば、インドはどうやって急成長したのかを調べてみましょう。インドは人口が世界一位になったこととも関係がありそうです。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。