ボーイングのストライキ:長期化で日本企業も影響?

ボーイング16年ぶりにスト突入、賃上げ合意できず…前回は50日間・経営にさらなる打撃か : 読売新聞

【読売新聞】 【ニューヨーク=小林泰裕】米航空機大手ボーイングの労働組合が13日、ストライキに踏み切った。ボーイングにとってストは16年ぶりだという。機体の品質問題で経営不振に陥っており、さらなる打撃となる恐れがある。 労組が12日

みなさんは飛行機に乗ったことがありますか?
その飛行機を作る会社の一つが、アメリカの大きな飛行機メーカーです。そのボーイングの会社で働く人たちが16年ぶりにストライキを始めました。このまま続くと、アメリカだけでなく日本の企業にも困ることが出てくるかもしれません。
たとえば、三菱重工業という日本の会社がボーイングの飛行機の一部を作っているためです。もしこのストライキが長引くと、飛行機ができなくなって日本の会社にも影響が出るかもしれないのです。

ストライキってなに?

アメリカの大きな飛行機メーカー、ボーイングでは、2024年9月13日から仕事を休む「ストライキ」が始まりました。これは16年ぶりのことです。
ストライキとは、働く人たちが、給料や働く条件をもっと良くしてもらうために、仕事を休んで会社にお願いすることです。

ストライキの理由

ボーイングで働く人たちは40%の給料アップを求めていましたが、会社は25%しか認めませんでした。そこで、多くの人がストライキに賛成して、仕事を休むことになりました。モノの値段が上がっている今の世の中で、もっと給料が必要だと感じているのです。

日本の会社も困る?

ボーイングの飛行機の一部は、日本の三菱重工業という会社が作っています。たとえば、777型という飛行機の21%と、767型という飛行機の16%は、日本で作られているんです。もしボーイングのストライキが長く続くと、飛行機が作れなくなって、三菱重工業やその他の飛行機の部品を作っている日本の会社にも影響が出るかもしれません。

アメリカにも大きな影響?

ボーイングはアメリカ国内で160万人もの仕事を支えています。もしストライキが長引くと、アメリカの経済全体に悪い影響が出るかもしれません。特に、ボーイングはこれまでも事故などでお金が減っていて、今回のストライキでさらに大変なことになるかもしれません。

これからどうなる?

前回のストライキは50日も続きました。もし今回も同じくらい長く続くと、会社は大きな損をする可能性があります。ボーイングは、たくさんの飛行機を作らなければならないので、早くストライキが終わることが望まれています。

まとめ
  • ボーイングのストライキが16年ぶりに始まった
  • ストライキは給料の問題で始まった
  • 日本の三菱重工業なども影響を受ける可能性あり
  • ストライキが長引くと大きな損害になり、アメリカの経済にも大きな影響が出るかもしれない

ボーイングと同じように、他の大きな会社でもストライキが起きることがあります。たとえば、2023年にアメリカで自動車メーカーの従業員がストライキをしたことがニュースになりました。このように、大きな会社のストライキはその国だけでなく、世界中に影響を与えることがあります。

今回のボーイングのストライキは、働く人たちが給料を上げてほしいという理由で起きました。ストライキって、どうして起きるのか、どんな影響があるのかをおうちの方と話してみてください。働く人の立場ではなく、会社の立場で「給料を上げる」ことがどんな影響があるかも考えてみましょう。日本とアメリカの会社がどうつながっているか、そしてそれが日本の会社とどんな関係があるかも調べてみると、経済の仕組みを知るきっかけにもなります。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。