アルバイトから社長へ!22歳新社長の挑戦

カレーが大好きなみんな、カレー屋さんでアルバイトしていた女の子が、なんと22歳で社長になったって知っていますか?
諸沢莉乃さんの話を聞くと、みんなも「新しいことにチャレンジしてみよう!」と思うはずです。どんなふうにして彼女がアルバイトから社長になったのでしょうか。

最初の一歩

諸沢莉乃さんがアルバイトを始めたのは高校1年生の時。横浜市緑区のココイチで働き始め、カレーの仕込みや接客、レジ精算などすべての業務を経験しました。高校時代の青春は、ココイチでのアルバイトに夢中だったと語ります。

スターの称号

19歳で、ココイチの「スター」という称号を最年少で獲得しました。この称号は全国に約2万人いる従業員の中で、わずか16人しか持っていませんでした。この称号が彼女の人生の大きな転機となりました。

社長への道

2022年1月、ココイチ創業者の西牧大輔社長から「(スカイスクレイパーという)フランチャイズ会社の社長をやってみないか」と声をかけられました。彼女は即答で「はい」と答え、22歳で新社長に就任することとなりました。

スカイスクレイパーについて

スカイスクレイパーは群馬県太田市に本社を置き、カレーハウスCoCo壱番屋を1都8県でフランチャイズ展開する会社です。1996年に西牧大輔社長が設立し、現在は25店舗のココイチと2店舗のラーメン大戦争を運営しています。社員約45人、パート・アルバイト従業員約390人を抱え、年商は約20億円に達します。

フランチャイズとは

フランチャイズというのは、ある会社が「成功したお店のやり方」を他の人に教えて、その人たちが同じ名前のお店を開けるようにする仕組みです。例えば、あなたが大好きなカレー屋さん「ココイチ」があるとします。このお店がとても人気なので、他の人も同じお店を開きたいと思うかもしれません。でも、一から自分で考えるのは大変です。

そこで、ココイチの会社は「フランチャイズ」という仕組みを使って、「私たちのやり方を教えてあげるから、君もココイチのお店を開いていいよ」と言います。新しいお店を開きたい人は、その教えた方法を使ってお店を開き、ココイチと同じ名前やメニューを使います。そうすると、あなたもココイチのお店を開けます。
あなたは、名前やメニューを使わせてもらう代わりに、お金を払うことでココイチのお店が持てるのです。

苦労と学び

新社長としての準備期間中、経営会議では多くの専門用語や難しい数字に苦しみながらも、わからないことはその都度質問しながら学びました。彼女は「目の前にチャンスが降ってきたら必ずつかむ」という信念を持って、常に挑戦を続けました。

チームと共に

社長となった今も、諸沢さんは現場で仲間と一緒に汗を流し、お互いに成長し合うことを大切にしています。彼女は自分の「仕事大好き」という姿勢を押し付けるのではなく、各人の働き方を尊重しながら、働きやすい環境を提供しようとしています。

まとめ
  • 諸沢莉乃さんは高校1年生からココイチでアルバイトを始めた。
  • 19歳で接客のスペシャリスト「スター」の称号を最年少で獲得。
  • 22歳でココイチのフランチャイズ会社の新社長に就任。
  • 経営の勉強を続け、仲間と共に成長し続けている。

諸沢莉乃さんの話を聞いて、みんなはどう思いましたか?何か新しいことに挑戦する時、どんなことが大事だと思いますか?成功するためには、どんな工夫や努力が必要なのか、おうちの人と一緒に考えてみましょう。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。