コンビニでクリスマスケーキが売られなくなったのはなぜ?
【コンビニ】店頭で「クリスマスケーキ」を見かけなくなったのはなぜ? セブン、ローソン、ファミマに販売戦略を聞く | オトナンサー
コンビニエンスストアがクリスマスケーキの店頭販売を控えるようになった理由について、コンビニの運営会社に聞きました。
クリスマスケーキは日本では戦後から広まり、家族や友達と一緒に過ごす大切な時間を象徴するものになりました。
でも最近、クリスマスケーキはコンビニで売られることが少なくなり、事前に予約して買うのが普通になっています。これは、食品を無駄にしない工夫や、買いやすくするための仕組みが関係しています。
フードロスをへらすための取り組み
- ローソン:
クリスマスケーキやおせちを予約制にして、余った商品を廃棄しないように工夫。アプリを使えば自宅から簡単に予約が可能。 - ファミリーマート:
2019年から予約販売を推進し、早期予約で割引が受けられる仕組みを導入。計画的な購入が増加。 - セブン-イレブン:
数量限定商品を予約制で販売し、必要な人に確実に届ける仕組みを整備。
アプリでの予約がさらに便利に
スマートフォンアプリは、簡単にケーキを予約できるだけでなく、特典もたくさんあります。
- ローソン:
2024年からバーコード決済が可能になり、使いやすさが向上。 - ファミリーマート:
早めの予約で割引を受けられるほか、写真を見ながら家族とケーキを選ぶ楽しみも。 - セブン-イレブン:
オンラインで限定商品を予約でき、特別感のあるクリスマスを楽しめる。
フードロスをへらす取り組み
百貨店の例
百貨店では、予約販売を通じて必要な分だけを生産し、売れ残りを防いでいます。また、短期間での販売や数量限定にすることで、無駄を減らしています。
レストランの工夫
レストランでは、クリスマス用の特別メニューを事前予約制にして、食材の無駄を減らしています。さらに、食べきれなかった料理を持ち帰るための容器を用意しているお店もあります。
スーパーでの見切り販売
スーパーでは、賞味期限が近い商品を割引価格で販売する「見切り販売」を行っています。これにより、食品を廃棄せずに役立てることができます。
フードシェアリングサービス
「TABETE」というアプリでは、売れ残ったケーキや料理を必要な人に届ける仕組みを提供しています。クリスマス後でも食品を無駄にしない方法として注目されています。
ケーキ専門店の安売り事情
ケーキ専門店では、クリスマス当日に売れ残ったケーキでも安売りをあまりしないことが多いです。これは、値引きがお店のブランド価値を下げ、特別な日のケーキとしての魅力が下がってしまう可能性があるためです。
一方、小規模な店舗では材料費を回収するために閉店前に値引きすることもあります。お店によって考え方は違います。
まとめ
- 食品ロス削減: コンビニや百貨店が予約販売を推進し、無駄を減らしている
- アプリの活用: 便利な予約システムと特典が食品ロス削減を支えている
- 多様な取り組み: レストランやスーパー、フードシェアリングサービスも協力している
- ケーキ専門店: ブランド価値を守るため安売りを控える傾向がある
クリスマスやお正月は、いつもよりたくさんの食品を買うことが多いですよね。でも、食品ロスのことも考えながら買い物をすることが大切です。
家族と相談して必要な分だけを選び、残ったものをうまく使い切る工夫をしながら、楽しい年末年始を過ごしてくださいね。
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