NISAで岸田元総理が投資デビュー!(え、やってなかったの?)

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「将来のためにお金を増やしたいけど、何から始めればいいの?」そう思ったことはありませんか。最近、元総理大臣の岸田文雄さんが、新NISAを使って株式投資を始めたことがニュースになりました。岸田さんは総理大臣時代、「貯蓄から投資へ」と呼びかけ、新NISA制度の実現を後押しした人物です。
そんな岸田さんが、なぜ今、自ら投資を始めたのでしょうか?

新NISAってなに?

新制度のポイント
新NISAは2024年にスタートした非課税投資制度です。正式には「少額投資非課税制度」といい、投資信託や株式で得た利益に税金がかからなくなる仕組みです。通常は約20%の税金がかかりますが、新NISAを使えばその分が非課税になります。
年間最大360万円まで投資が可能で、非課税で運用できる期間は無期限。さらに、生涯で最大1800万円まで非課税で投資できます。18歳以上なら誰でも利用でき、若い世代の資産形成にも適しています。

なぜ注目されているの?
日本では長い間、預金中心の資産運用が主流でした。しかし、金利がとても低いため、お金がなかなか増えません。そこで政府は「貯蓄から投資へ」の方針を進め、新NISA制度を導入しました。2025年2月にはNISA口座での累計買付額が56兆円を超え、多くの人が関心を持っていることがわかります。

岸田元総理とNISAの話題

投資を勧めながら自分ではしていなかった?
岸田さんは総理大臣のとき、「日本に投資を」と呼びかけていましたが、当時の資産公開では株式を保有していませんでした。このため、「自分は投資していないのに、国民には勧めるの?」という批判も一部から出ました。

退任後に自ら投資をスタート
総理退任後、岸田さんは新NISA口座を開設して株式投資を始めました。この行動は、「国民と同じ立場で投資を体験し、その重要性を伝えたい」という意図があったとも考えられます。元リーダーが実際に投資に取り組む姿勢は、多くの注目を集めました。

新NISAのメリットとリスク

メリット:お得にお金を増やす仕組み
最大の利点は、投資で得た利益に税金がかからないことです。年間投資枠が広く、非課税期間が無期限のため、長期的に資産を育てるのに適しています。
また、少額からコツコツ積み立てられる「つみたて投資枠」と、まとまったお金で運用する「成長投資枠」を自分のスタイルに合わせて使い分けられます。人気の商品には、アメリカや世界の成長企業に投資できる投資信託などもあります。

リスク:投資だからこその注意点
ただし、株や投資信託の価格は常に変動しており、元本割れする可能性もあります。実際、2024年は株価の上昇と下落がどちらも見られ、投資の難しさも実感された年でした。
大切なのは、無理のない範囲で投資を行い、生活資金とは別のお金で始めることです。また、1つの商品に偏らず、いくつかに分散して投資することでリスクを減らせます。

投資とこれからの社会

日本では新NISAのほかにも、「プラチナNISA」や「こども支援NISA」といった新制度が検討されています。また、金融リテラシーを高めるための教育機関「J-FLEC」も設立され、若い世代の金融教育が重要視されています。

まとめ
  • 新NISAは18歳から使える非課税の投資制度
  • 年間360万円まで投資でき、非課税期間は無期限
  • 岸田元総理は総理退任後に新NISAで投資をスタート
  • 投資にはリスクもあるが、長期・分散で対応可能
  • 新制度や金融教育の充実で、資産形成がしやすくなっている

岸田さんの投資デビューは、「お金をどう増やすか」を考える良いきっかけになります。投資にはリスクもありますが、新NISAのような制度をうまく使えば、将来に備える手段になります。
まずはニュースを見たり、家族と話し合ったりして、「お金」についての理解を深めてみましょう。あなたなら、おこづかいをどう使い、どのように将来のために育てていきますか? 少しずつ知識を増やすことで、未来の選択肢が広がっていきます。