ゲームもおもちゃもYouTubeで決める!今どきのこどもたち
クリアまでを「YouTubeの実況動画」でみてからゲームを買う…14歳以下「α世代」の信じられない消費行動 購入後の感想は「期待していた通りに面白かった」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
2024年時点で14歳以下の「α世代」はどんな行動特性を持っているのか。インテージ生活者研究センターの小林春佳さんは「α世代の情報源はYouTubeが一般的になっている。お買い物に関するインタビューで『実際に購入したものは、どのように知ったか』を聞くと、YouTubeの実況動画を見た、と答える人がほとんどだった」という――。
みなさんは欲しいものがあるときに、前もって調べますか。調べる場合は、どうやって調べますか。例えば、私ならばインターネットの記事を読んだり、いくつかのショッピングサイトを見てからネットで買物をすることが多いです。
みなさんは、YouTubeの動画を見てからおもちゃやゲームを買ったことがありますか?今のこどもたち、特に14歳以下の「α世代」は、YouTubeで商品を調べてから買うことが多くなっている、という記事です。みなさんにとっては当たり前のことでも、私のような大人世代にはびっくりすることはよくありますが、買い物についても年代で方法が違う、ということを見てみましょう。
α世代の情報源:YouTubeの力
α世代は、友達との話やYouTubeから情報を得ています。特におもちゃやゲームは、YouTubeの動画で詳しく調べることが普通です。このため、家庭ではYouTubeの利用を制限する必要があることもあります。保護者は、長い時間の視聴が目に悪影響を与えることを心配しています。
α世代の4つの消費タイプ
5400人を対象にした調査によると、インターネットを利用するデバイス(電子機器)や視聴時間によって、α世代は以下の4つのタイプに分けられます:
- テレビ番組好きっ子:
テレビの番組が大好きで、新しい物よりも今使っている物を買い続けるタイプ - テレビで動画っ子:
テレビで動画を見るのが好きで、新しい物に興味を持つタイプ - ゲーム好きっ子:
ゲームが好きで、衝動的に買い物をすることが多いタイプ - 将来投資っ子:
テレビやゲームをあまり見ず、将来のために計画的に買い物をするタイプ
ネットでの買い物術
α世代は、ほしい物をインターネットで簡単に探し出し、お気に入りに保存しておきます。買ってもらえるタイミングが来たら、その商品を親に見せて一緒に確認します。YouTubeのおすすめ機能を使って、簡単に商品を見つけられるのも特徴です。
よく問題になりますが、小学生でも親のクレジットカードを使ってワンクリックで商品を購入してしまうことがあります。
ゲームの前準備としてのYouTube
ある小学生は、YouTubeでゲームの攻略方法を確認した上で、そのゲームを購入しました。これにより、ゲームを安心して楽しむことができ、「期待通りに面白かった」と話していました。実況動画はゲームの内容を知ってしまう「ネタバレ」ではなく、ゲームを十分に楽しむための「準備」なのです。
まとめ:
- YouTubeは、商品の購入に大きな影響を与えている
- α世代はYouTubeを情報源として商品を選ぶことが多い
- 4つの消費タイプに分類され、各タイプには異なる特徴がある
- ネットの買い物機能を活用して、賢く商品を選んでいる
YouTubeの動画を見て商品を選ぶのはいいことか、考えてみましょう。親子で一緒に、どんな情報を参考にして買い物をするべきか、話し合ってみてください。わたしたちは知らず知らずにいろいろなモノから影響を受けます。影響を受けることは決して悪いことではありません。しかし、自分で「考える」こともやめないでくださいね。「考える」力は、わたしたちに与えられた素晴らしい能力です。
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