「上場できなかったら株買い取ります」カブアンドが株買取制度を発表

3年以内に上場できなかったら株を買い取ります! | 社長記事詳細 | KABU&プラス | 株がもらえるカブアンド

サービスを使った分だけ株がもらえるカブアンド。電気・ガス・モバイル通信・ネット回線・ウォーターサーバー・ふるさと納税。これらのどれでもカブアンドに切り替えるだけで、カブアンドの未公開株がもらえます。

みなさん、「株主」と聞いてどんなイメージを持ちますか?大企業の会議に出席するお金持ちの人たちを思い浮かべるかもしれません。
日常生活の中で誰でも簡単に株主になれる方法がある、ということで前澤友作さんが始めたのが「カブアンド」です。今回は、「もし3年以内に株式上場できなかったら、このサービスを使ってもらえる株を買い取るよ」という制度を発表しました。

前澤さんはこの制度を作ったことを以下のように言っています。

今回の宣言と約束は、みなさんに「カブアンドは本気だ」「前澤は自信がある」を感じていただくためのものです。
また、上場できなかった場合のみなさんの不安を少しでも軽減し、より安心してカブアンドをご利用いただけるようにするためのものです。
みなさんの資産を少しでも守れるよう配慮していきたいと思います。

カブアンド ウェブサイト https://kabuand.com/mz/articles/ce65bzmesnby3hs2069y3rezer より
カブアンド ウェブサイトより
カブアンドの目指す未来

国民総株主のビジョン
カブアンドが掲げる「国民総株主」とは、誰もが経済に参加しやすい仕組みを作ることです。たとえば、電気やガスの契約をカブアンド経由で行ったり、特定のお店で買い物をすることで、利用金額に応じて株をもらえる仕組みです。これにより、日常生活が投資に直結する新しい体験を提供します。

ポイントが株になる仕組み
カブアンドでは、日常の支払いや買い物でたまったポイントを株に変えることができます。たとえば、5000円の買い物をするとポイントがたまり、それが株式として付与されます。この仕組みによって、投資が身近なものとなり、誰でも参加しやすくなっています。

上場を目指す理由
カブアンドは2027年までに上場を目指しています。これにより、株主は株を売買しやすくなり、より透明性の高い運営が期待されます。しかし、上場の実現には多くの課題があり、成功するかどうかは不確定です。

上場できなかった場合の特別保証

買取保証の内容
もし上場が実現しなかった場合、カブアンドは以下の条件で株を買い取ります。

  • 対象株式: 第1期募集分のカブアンド種類株式
  • 買取条件: 払込金額の1.2倍、または第三者機関が評価した金額のうち低い方

この保証は株主のリスクを軽減しますが、必ずしも利益を得られるわけではありません。
くわしくは、(カブアンドの目論見書株主規約を確認してみましょう。※小中高生にはかなり難しいかもしれません
目論見書はこちら

株主規約はこちら

カブアンドの目論見書と株主規約から考える

法律的視点

  • メリット:
    • 株式の転換や配当分配などが明確に記載されており、透明性が高い。
    • 特定の条件で株主の権利が守られる仕組みが整備されている。
    • 株主情報の公開や法的手続きが適切に行われている。
  • デメリット:
    • 規約が複雑で、理解が難しいことがある。
    • 買取保証などの条件が厳しく、負担となる可能性がある。
    • 裁判外でのトラブル解決手段が限られている。

会計的視点

  • メリット:
    • 資金の使い道が明確で、信頼性が高い。
    • 買取価格の上限設定によりリスクが軽減されている。
    • 株主への利益還元が、長期的な資産形成を支援する。
  • デメリット:
    • 配当の予測が難しく、不透明な部分がある。
    • 株価の評価に専門的な手続きが必要で、不安定さが伴う。
    • 上場が実現しない場合、株の価値が払込額を下回るリスクがある。
未上場株投資のリスク

未上場株は、成長の可能性がある一方でリスクも大きいです。たとえば、「上場間近」と説明されて購入した株が実際には上場予定がなかったケースや、業績悪化によって株価が急落した事例があります。また、未上場株は買い手が少なく、売りたいときに現金化が難しい場合があります。

最近では、「絶対に儲かる」と無登録業者が株を販売し、後でその株に価値がないと判明するトラブルが増えています。さらに、投資家が十分な情報を得られないまま不利な条件で取引を行うケースも報告されています。

このことは未上場株全般に共通するリスクとして知っておくべきです。

こうした問題はカブアンドに直接関係するわけではありません。しかし、カブアンドが成功することで、「同じようなものです」と言ってだまそうとする人たちが増えてくる可能性があります。

近年、日本では若い世代を中心に株式市場への関心が高まっています。少額から始められる投資アプリの利用者が増えたり、学校や地域で投資に関する勉強会が開かれるなど、投資が身近になっています。ただし、リスクを軽視してしまう傾向もあるため、十分な知識を持つことが重要です。

まとめ
  • カブアンドは「国民総株主」という新しい未来を目指す取り組みを進めている
  • ポイントが株式になる仕組みで、日常生活が投資と直結する
  • 上場を目指す一方、特別保証やリスク管理が必要
  • 未上場株全般に共通するリスクを理解し、慎重に判断することが大切

株式投資は、将来に向けてお金を増やす大きなチャンスですが、リスクもあります。そのため、カブアンドのような新しい取り組みを通じて、日常生活の中で自然に投資に触れることは、金融リテラシーを高める良い方法です。
家族や友人と一緒に「どうして投資が必要なのか」「どんなリスクがあるのか」を話し合い、自分の目標を考える時間を作ってみましょう。こうした経験が、これからの人生で役立つお金の知識を深めてくれます。

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