お金の悩みが増えている!?日本の家庭が抱える生活苦

この10年で日本人の生活苦はより深刻化している|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

<お金に困っていると感じている人の割合が多いのは主に25歳から49歳の現役世代で、約半数に達している> 国民の生活が苦しくなっていると言われる。引き合いに出されるのは、稼ぎの減少だ。雇用の非正規化もあ...

みなさんは、おうちでお金の話をしたことがありますか?

最近、日本では多くの家庭が「生活が苦しい」と感じています。特に、25歳から49歳の働き盛りの世代が「生活が苦しい」と感じています。どうしてこんなにお金の悩みが増えているのか、一緒に考えてみましょう。これを機に、家族でお金の話をする時間を作ってみませんか?

生活苦の広がり

日本では、ここ10年で生活苦を感じる人が増えています。
内閣府の調査によると、45歳から49歳の約半数が「今の生活が苦しい」と感じています。この調査は、国民の生活状況を詳しく知るために行われており、多くの人が収入の減少や支出の増加に直面していることがわかります。特に、働き盛りの世代では生活苦が広がっています。

収入と支出のバランス

収入が減っても生活費は減らせません。そのため、多くの人が収入よりも支出が多くなり、生活が苦しいと感じています。
例えば、非正規雇用ひせいきこようの増加や増税などが原因となっています。非正規雇用の人々は、安定した収入を得ることが難しく、経済的な不安を抱えています。
また、増税により手取りが減り、生活費の負担が増えています。

非正規雇用とは

非正規雇用とは、長い期間ではなく、決まった期間だけ働くことです。たとえば、アルバイトやパートタイムの仕事がこれにあたります。

  • アルバイト:高校生や大学生がよくする仕事で、学校が終わった後や週末だけ働きます。
  • パートタイム:主に主婦やシニアの方がすることが多く、毎日ではなく週に数回だけ働きます。
  • 契約社員:数か月や1年といった短い期間だけ会社で働く人です。

非正規雇用の人たちは、働く時間が少ないので自由な時間が多いですが、安定した収入を得るのが難しいこともあります。

若い世代の負担

若い世代は、大学進学のために奨学金を借りている人が多く、その返済も大きな負担です。また、少子化対策として徴収される支援金も、若い人たちにとっては新たな負担となっています。特に、結婚や出産を考えている若者にとって、経済的な負担は大きく、将来への不安が増えています。
このような状況では、結婚や子育てをすることが難しくなり、少子化が進む可能性があります。

年代別の悩み

20代:
就職したばかりで収入が少なく、家賃や生活費、奨学金の返済が大きな負担です。また、将来の結婚や子育てに対する不安も感じています。

30代:
子育てや住宅ローンの返済が始まり、生活費が一段と増えます。また、仕事と家庭の両立に悩む人も多く、収入の安定が求められます。

40代:
子どもの教育費がピークを迎え、同時に老後の資金準備も必要になります。また、親の介護問題も浮上し、経済的な負担が増えます。

50代以上:
定年退職を控え、老後の生活費や医療費の不安が大きくなります。収入が減る中で、資産をどのように運用するかが課題となります。

まとめ
  • 日本では25歳から49歳の約半数が生活苦を感じている
  • 収入の減少と支出の増加が原因
  • 非正規雇用や増税が影響している
  • 若い世代は奨学金の返済などで負担が大きい
  • 年代別に異なるお金の悩みが存在する

この記事にあるように、多くの人が「生活が苦しい」と感じています。そんな中でも、みんなが勉強したり、習い事をしたり、楽しく暮らせるようにお金をつかってくれているおうちの方に、「ありがとう」の気持ちを感じませんか?

【無料オンラインイベント】8/25(日)「第3回 クイズで学ぶ!お金と社会のつながり」
<詳細・お申込みはこちら>

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。