台湾の大学が日本人向けに学費も生活費も無料で提供!
「学費無料で生活費も支給」台湾の大学が日本人留学生を破格の待遇で募集 TSMC設置の「半導体コース」背景に深刻なエンジニア不足 | TBS NEWS DIG
学費も生活費もかからない。台湾の大学が驚くような条件で日本人留学生を募集しています。資金を提供したのは、半導体の受託製造で世界最大手、熊本県に工場を建設した台湾の「TSMC」です。どんな狙いがあるのでし…
台湾の「雲林科技大学」が、日本人留学生に学費と生活費を無料で提供する特別な留学制度を始めました。この制度の目的は、半導体業界で働けるエンジニアを育てることです。
なぜ台湾がこんなに手厚い支援をするのでしょうか?今回は、台湾の「雲林科技大学」のプログラムについて見ていきましょう。
半導体エンジニアを育てる理由
台湾中部にある雲林科技大学では、スマートフォンやAIに使われる「半導体」について学べます。このプログラムでは、4年間の学費が無料で、毎月5万円の生活費も支給されます。眞下彩音さんは「お金の心配をせずに挑戦できたことが魅力だった」と話しています。
このプログラムを支えているのは、台湾の半導体大手、TSMCです。TSMCは日本の熊本にも工場を作り、このプログラムで日本人エンジニアを育てて熊本で活躍してもらうことを期待しています。台湾では少子高齢化でエンジニアが足りないため、日本から優秀な学生を呼び込もうとしているのです。
TSMCの狙いと台湾のエンジニア不足
台湾では少子高齢化により理工系の卒業生が減少し、エンジニア不足が深刻です。そのため、TSMCは雲林科技大学に資金を提供し、日本人学生を対象にした育成コースを運営しています。
TSMCが日本人を対象にする理由の一つは、熊本の工場で働いてもらうことです。また、日本市場を重要な投資先と考え、日本の若い人材を育てています。
熊本への経済的な影響
TSMCが熊本に工場を作ったことで、地域の経済に大きな影響があります。工場の建設で多くの雇用が生まれ、関連企業も集まって地域の経済活動が活発になりました。さらに、工場で作られる半導体は日本の製造業にも重要です。
TSMCの工場により、インフラ整備や新しいビジネスチャンスが増え、地元の中小企業にとっても技術力を高める機会となっています。TSMCの熊本工場は、日本の半導体供給を支えるだけでなく、地域経済の成長を促す存在です。
半導体業界の国際的な背景
半導体をめぐる国際的な状況も重要です。アメリカは中国への輸出を制限しており、TSMCも中国とのビジネスが一部制限されています。一方、日本向けの売り上げは全体の6%にすぎませんが、TSMCは日本を将来の重要なパートナーと考え、留学制度を通じて日本との関係を深めようとしています。
留学制度のこれから
雲林科技大学では、来年9月にさらに90人の日本人留学生を受け入れる予定です。このような手厚い留学制度が、半導体業界や台湾の経済にどのような変化をもたらすのか注目されています。
まとめ
- 台湾の「雲林科技大学」が学費と生活費を無料で提供する留学プログラムを開始
- このプログラムは台湾の半導体大手TSMCが支援しており、エンジニア不足を解消するための人材育成が目的
- TSMCは熊本に工場を持ち、日本人学生を即戦力として育てる
- 少子高齢化によるエンジニア不足と、国際的な半導体競争が影響
台湾の大学が提供するこのような留学制度は、日本の学生にとっても大きなチャンスです。
皆さんは将来どんな仕事をしたいですか?エンジニアという選択肢はどうでしょう?半導体はこれからの技術のカギを握る分野ですし、台湾と日本の架け橋になることも夢ではありません。あなたならどんな未来をつくれるでしょうか?
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