美容室・豆腐店・焼肉店・ケーキ屋 続々閉店…何が起きてるの？

最近、街でいろいろなお店が閉店していると感じたことはありませんか？
2024年は、多くの種類のお店が閉店や倒産をしています。なぜ、こんなにたくさんのお店がなくなっているのでしょうか？この記事では、洋菓子店、美容室、豆腐店、焼肉店の現状を見ていきます。

洋菓子店の閉店が増えている理由

2024年、ケーキやクッキーを作る洋菓子店の閉店が増えています。理由は次のとおりです。

• 砂糖や生クリーム、フルーツなどの材料が高くなっている
• チョコレートの値段が2倍に上がった
• 電気代や人を雇うためのお金が増えた
• 値上げをするとお客さんが少なくなる心配がある

こうした問題が、洋菓子店を苦しめているのです。

美容室も危機に

美容室も閉店するお店が増えています。その原因は次のとおりです。

• シャンプーやパーマ液の値段が上がっている
• 美容師さんの給料も上げないといけない
• 人々が節約を考え、安い「1000円カット」を選ぶようになった
• 髪の手入れが楽なショートカットが流行し、パーマやカラーの人気が減った

これらの問題で、美容室の収入が減ってしまっています。

豆腐店も大変な状況

豆腐店でも多くの閉店や倒産が起きています。理由は次のとおりです。

• 輸入大豆の値段が高くなっている
• 電気代やガス代が上がっている
• スーパーで売られている安い豆腐と競争するのが難しい
• 豆腐を作る機械やお店を引き継ぐ人が少なくなっている

豆腐店もたくさんのコストを抱えており、赤字になってしまうお店が増えています。

焼肉店の苦しい状況

焼肉店では、特に輸入牛肉の値段が大幅に上がっているため、倒産が相次いでいます。原因は次のとおりです。

• 円安で輸入牛肉が1.7倍に高くなった
• 電気やガスの費用が増えている
• お客さんに値上げができず、収入が減っている

小さい焼肉店ほど、こうした影響を強く受けているようです。

まとめ

• 洋菓子店：材料や電気代、人件費の高騰
• 美容室：物価上昇、安価な美容室との競争
• 豆腐店：大豆の値段上昇、スーパーとの競争
• 焼肉店：輸入牛肉の価格高騰、電気代の増加

お店がなくなるのは、材料や道具、電気代などたくさんの費用がかかるからです。値上げをするとお客がへるかもしれない、だけどかかるお金は増えていく。このバランスを上手にとるために、お店の人はいろいろ考えないといけないのですね。
あなたがよく行くお店の人も、実はいろいろな悩みがあるのかもしれません。お気に入りのお店があれば、そこで（多少他よりも高くても）買うことも、お店を助けることにつながるのではないでしょうか。

記事作成者

清水 裕矢 ｜ Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事

山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。

最近の記事

• こども向け社会経済ニュース2024-10-05石破首相が目指す経済成長と防災の取り組み
• こども向け社会経済ニュース2024-10-05セブン＆アイ、スーパー事業売却？そのあとどうするの？
• こども向け社会経済ニュース2024-10-04美容室・豆腐店・焼肉店・ケーキ屋 続々閉店…何が起きてるの？
• こども向け社会経済ニュース2024-10-04ファミマが変わる！イートインスペースがなくなるのはなぜ？