値上がりする野菜、どうすればいいの? 消費者と農家の意見
農産物よ、おまえもか―。野菜にも及び始めた値上げの波 価格高騰は勘弁、でも農家廃業も避けたいジレンマに消費者104人が出した答えは|47NEWS(よんななニュース)
円安を背景に輸入する原材料や燃料の価格が高騰してさまざまな日用品が値上がりする中、野菜や果物、食肉などの農産物にも価格上昇の波が及び始めた。資材費や輸送費、人件費などとともに、輸入に頼る肥料や飼料、 ...
最近「肉も野菜も果物も、食べ物の値段が上がっている」とおうちの方が言われていませんか?野菜などの毎日食べるものが高くなると、お財布にも影響が出ますね。
この状況に対して消費者や農家はどのように感じているのでしょうか? 東京都内の商店街で消費者の声を聞いてみた、という記事の紹介です。
野菜の値上がりの原因
野菜や果物の値段が上がる原因はいくつかあります。円安によって、外国から輸入する材料の値段が上がったり、運ぶための費用や働く人のお給料が増えたりしているからです。
また、肥料や家畜の餌も輸入に頼っているので、これらも値段が上がってしまい、その結果野菜や肉の値段も上がることになるのです。
消費者の意見
アンケートによると、消費者の64%が「野菜の値段が高い」と感じていました。特にキャベツやブロッコリー、トマトなどの野菜が高く感じられています。年金で生活しているお年寄りには特に、この値上がりは大きな負担です。
農家の廃業について
また、農家は高齢化が進んであとを継ぐ人が減ってきています。農作物を作るのをやめる(廃業)農家も増えており、米や野菜をつくる人が減ってきているという問題もあります。
インタビューによると、こうした農家の廃業を、消費者の多くはそれを望んでいません。政府の補助金や値上げを提案する声が多く、農家への支援が必要だと感じています。
政府の方針
政府は補助金ではなく、値段を上げることで問題を解決しようとしています。農水省は、農家の人たちがきちんとお金をもうけられるような価格にするための仕組みについての議論を進めています。しかし、消費者はこの議論についてあまり知らないのが現状です。
消費者の対応
もし野菜がさらに値上がりしたら、消費者の多くは安い商品に切り替えるか、買う量を減らすと答えました。値上がりを受け入れる人は少ないようです。
値上げの容認
30%以上の値上げを受け入れる消費者はわずか8人でした。消費者は食品の値段にとても敏感です。
政府の説明が必要
消費者が値上がりを理解し受け入れるためには、「政府からの丁寧な説明が必要だ」と考えている人が多いという調査結果でした。
まとめ
- 野菜の値上がりは輸入材料や経費の上昇が原因
- 消費者の64%が野菜の値段が高いと感じている
- 農家の廃業を望まない消費者が多いが、値段が上がれば買わないかもしれない
- 政府は値段を上げる方針
- 消費者は値段に敏感で、対応策を求めている
なぜ野菜の値段が上がるのか、円安も一つの理由ですが、もっと詳しく調べてみませんか。また、農家のあとつぎがいないことで、日本の農業が将来どうなるかについても考えてみましょう。
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