VTuberとYouTuber: 観るならどっち？

2024-05-17

明治大学やソフトバンク、NTTドコモ、ドワンゴに所属する研究者らは、動画配信における顔出し、2DCGアバター、3DCGアバターの3種類の配信スタイルが視聴者にとってどれほど影響があるのかを比較調査した研究報告を発表した。

教育メディアACTIVE!では、本トピックに関しての「お子さまへの問いかけ例と解答例」を掲載しております。

みなさん、VTuber（ブイチューバー）とYouTuber（ユーチューバー）って知っていますか？
VTuberはアニメキャラみたいな姿で動画を配信する人たちのことで、YouTuberは自分の顔を出して動画を配信する人たちです。

明治大学やソフトバンクなどの研究者たちが、どんな配信スタイルが一番人気かを調べました。この実験では、20代の男女22人が参加しました。

「ゲーム実況」「ニュース」「勉強」の3つの動画を、それぞれ「実写」「2Dアバター」「3Dアバター」で観て比べる調査です。
※アバターは、コンピューターやスマホの中で使える自分のキャラクターのことです。たとえば、ゲームで自分の分身として動かせるキャラクターもアバターです。

ゲーム実況動画
約46%の人が3Dアバターが好きと言いました。「ゲーム実況は楽しくて、表情が見えるともっと楽しいから」だそうです。次に41%の人が実写の動画が良いと言いました。

ニュース動画
55%の人が実写の動画が良いと答えました。「ニュースでは本当の顔が見える方が安心できるから」とのことです。

勉強動画
64%の人が実写を選びました。「問題を一緒に解いている感じがするから」だそうです。23%の人は「どれも変わらない」と答えました。「スライドに集中するから、配信者の姿は気にしない」とのことです。

この研究でわかったのは、ゲームのような楽しい動画はVTuberが人気で、ニュースや勉強の動画はYouTuberの方が信頼されやすいということです。
さて、みなさんは勉強の動画を見るなら「実写」「2Dアバター」「3Dアバター」のどれがよいですか？