Xboxが2万円も値上げ!円安とインフレでゲーム機も高くなる?
Xbox Series X|Sが全世界で値上げ。Series X(1TB)は約2.1万円上昇、ワイヤレスコントローラーも8,910円に - GAME Watch
Microsoftは5月1日より、全世界のXboxコンソールおよびコントローラーの希望小売価格を改定した。これを受け、日本でもXbox製品が一斉に値上げとなっている。
みなさんは、好きなゲーム機が急に高くなったらどう感じますか?2025年5月、マイクロソフトはXboxシリーズの価格を世界中で一斉に引き上げました。
実は、ソニーのPlayStationや、これから発売される任天堂のNintendo Switch 2も、同じように価格が上がる傾向にあります。なぜゲーム機の価格は上がるのでしょうか?そして、各社の値上げ幅にはどんな違いがあるのでしょうか?Xboxの価格改定の詳細
日本での値上げ内容
2025年5月1日から、日本では以下のようにXboxの価格が改定されました。
- Xbox Series X(1TB):66,978円 → 87,980円(約2.1万円の値上げ)
- Xbox Series S(512GB):44,578円 → 62,480円(約1.8万円の値上げ)
- Xboxワイヤレスコントローラー:6,578円 → 8,910円
本体だけでなく、周辺機器も含めて大きな価格変更が行われました。
世界での値上げ状況
アメリカでは、Xbox Series Xが499.99ドルから599.99ドルに、Series Sは299.99ドルから379.99ドルに値上げされています。ヨーロッパやイギリスでも、同様に約1.2〜1.3倍の値上げが実施されました。
ゲーム機値上げの背景と要因
共通する主な理由
- 世界的なインフレと部品価格の高騰
電子部品、特に半導体の価格が大幅に上昇しており、製造コストに大きな影響を与えています。 - 為替レートの変動
円安やドル高によって、海外からの部品調達コストが円ベースで高くなり、日本での販売価格にも影響しています。 - 物流コストの上昇
パンデミック以降、世界的に物流網が混乱し、輸送費が高くなっています。 - 新技術や高性能化への投資
よりリアルで快適なゲーム体験を提供するため、各社は開発や研究に多額の費用をかけており、そのコストが価格に反映されています。
各社の公式コメント
- マイクロソフト:「市場環境と開発コストの高騰」が主な理由
- ソニー:「原材料費の上昇と円安による影響」
- 任天堂:「インフレがあらゆるものに影響している」

値上げによる私たちへの影響
ゲーム機を買うハードルが上がる
新しいゲーム機の価格が上がると、お小遣いやお年玉だけで買うのは難しくなります。中高生にとっては大きな出費になり、購入をためらう人も増えるかもしれません。
ゲームソフトの価格も上昇
ゲームソフトの価格も上がっており、Xboxの新作ソフトは1本79.99ドル(約1万2千円)になる予定です。これまでの価格と比べると、かなりの負担になるため、サブスクリプションサービスの利用や購入回数の見直しが必要になります。
業界の新しい動き:プラットフォームの垣根を超えて
最近では、XboxのゲームがPlayStationでも遊べるようになるなど、異なるゲーム機同士の垣根がなくなりつつあります。これは、より多くの人にゲームを届けたいという企業戦略の一環であり、ゲーム業界が柔軟に変化していることを示しています。
まとめ
- 2025年、主要ゲーム機メーカーは相次いで価格を引き上げた
- Xboxの値上げ幅(1.3〜1.4倍)は、PlayStation(約1.2倍)より大きい
- 値上げの背景には、インフレ、部品コスト高、円安、物流費増、技術投資がある
- ゲームソフトも今後さらに高額化する可能性がある
ゲーム機やソフトの価格上昇は、世界の経済状況と深く関わっています。インフレや為替の変動は、私たちの趣味にも影響を与えるのです。これからは、サブスクリプションをうまく活用したり、中古ソフトを検討したり、友達とシェアしたりするなど、賢い選択が求められます。
また、値上げの背景を知ることで、経済のしくみにも興味を持てるかもしれません。将来、自分がゲーム会社の社長だったら、どんなゲームを作り、どんな価格で売るかを考えてみるのも、立派な経済学習の一歩になりますよ。