タイミーが東証グロース市場に上場！未来の働き方をリードする若き起業家

スキマバイトアプリ「タイミー」が本日2024年7月26日に、東証グロース市場に上場しました。
タイミーの創業者である小川嶺さん（27歳）は、立教大学生の頃から起業家として活動してきました。そんな彼がなぜ「タイミー」を作り、どのように成功を収めたのかを紹介します。

タイミーの誕生と成長

小川さんは、自分がアルバイトの応募手続きのときに感じた不満「なんで応募にメールを使うんだろう」から、「タイミー」の開発を始めました。このアプリは、履歴書や面接なしでバイトができ、給与も働いたその日に支払われるという画期的な仕組みです。その結果、わずか数年で「タイミー」は1379億円の時価総額を誇るユニコーン企業となりました。

ユニコーン企業とは？

ユニコーン企業とは、設立からあまり時間が経っていないのに、とても高い価値を持つ企業のことを言います。具体的には、時価総額が10億ドル（約1,100億円）以上の未上場企業のことを指します。ユニコーンは、なかなか見つからない珍しい動物なので、そんなに高い価値を持つ企業も珍しいという意味から、この名前がつけられました。

日本のユニコーン企業例

• Preferred Networks - 人工知能（AI）やロボット技術を開発している企業です。
• SmartNews - ニュースアプリを運営している企業で、様々なニュースを簡単にまとめて提供しています。
• Spiber - 植物由来の人工タンパク質素材を製造しています。

これらの企業は、革新的なアイデアや技術を持っているため、多くの人々から注目され、急速に成長しています。今後もユニコーン企業は増えるかもしれません。

強力なライバルたち

今年3月にはメルカリが「メルカリ ハロ」を開始し、リクルートもこのスキマバイトビジネスに参加予定です。同じようなサービスをする「敵」が増えてきています。しかし、小川さんはこれを「追い風」と捉え、むしろ「スポットワーク」「スキマバイト」というビジネスがもっと広がることを喜んでいます。

コロナ禍と業態拡大

コロナ禍で飲食店からの依頼がすごく減りましたが、小川さんは物流や小売業に目を向け、新しいお客さんを獲得しました。その結果、2022年には初の黒字（もうけを出す）を達成し、2023年には売上高が161億円に急成長しました。

新しいサービスと機能

タイミーは、キャリア相談や、技術や勉強をしなおすリスキリング講座サービス「タイミーキャリアプラス」と、働く人の評価をする「バッジ機能」をはじめました。これにより、働く人たちがより良い環境で働けるようサポートしています。

タイミーの未来

今後は、ホテルや介護、製造業などの業態にも進出し、全国の市町村と連携して社会の基盤となる地位を目指します。小川さんは地域コミュニティとの関係を大切にしながら、タイミーを成長させていく計画です。

まとめ

• スキマバイトアプリ タイミーが東証グロース市場に上場
• 強力なライバルたちとの競争でマーケットが成長する
• 新しいサービスと機能の導入で社会に必要な企業を目指す

タイミーの上場は、若き起業家小川さんの成功の証です。小川さんの挑戦はこれからも続き、私たちに新しい働き方を提供してくれるでしょう。

小川さんは「なんで応募にメールを使うんだろう」という疑問から、アプリを開発しました。こんなふうに自分が「もっとこうなればいいな」という気持ちが、社会に役立つサービスを作り出す力になるのですね。若いみなさんには、大人では考えつかないようなアイデアを産む力があるのです。

記事作成者

清水 裕矢 ｜ Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事

山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。

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