16歳の行司、すばらしい判定に拍手
みなさんも相撲をテレビで見ることがあるでしょう。相撲には、力士だけでなく、勝ち負けをきちんと判定する行司が必要ですよね。
大相撲九月場所の五日目、16歳の新人行司がおどろくようなすばらしい仕事をしました。

力士二人が同時に落ちたように見えて、どっちが勝ったのかわかりにくい試合でした。でも、中学卒業間もない16歳の行司さんは落ち着いてすぐに東の力士が勝ちだと判定をしたのです。どちらが勝ったのかがわかりにくい場合、「物言い」という、みんなで話し合うことがあります。今回も、この「物言い」になって、この16歳の行司さんの判定をみんなで話し合いました。
その結果、行司さんの判定どおり「東の力士の勝ち」となりました。この判定や、物言いなどを見ていたひとたちは、行司さんに感心しました。彼はとても若いけれど、試合を冷静に見て、正しい判定を出したのです。
この行司さんは、中学を卒業して押尾川部屋に入門したばかりで、行司名を名前を式守風之助と言います。今年の七月場所で初めて土俵に立った2007年7月6日生まれ、静岡県掛川市出身の16歳。
私は、「こどもなのにすごい。」とか「おとなと同じくらい正しい判定をしたからすごい。」とは思いません。式守風之助行司は、ひとりのプロの行司としてしっかりと自分の役目を果たしたところが素晴らしいと思います。
みなさんとおなじくらいのこの16歳の行司さん。ぜひ注目してみてください。
記事作成者

- Progress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
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大学で英語を学び、卒業後は学習塾小中学文系/高校英語講師。その後パソコンインストラクター。2006年に外資系産業ガス会社に入社し、以降16年以上、複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在もProgress CFOの他にアメリカ資本企業2社の外部CFOを兼任。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
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