やっぱり人がいい
前にセルフレジについての記事をご紹介しました。
今回はイギリスのお話です。
イギリスの高級スーパーマーケットチェーン「ブース」が、ほぼすべてのお店でセルフレジをやめて、人間の従業員が対応するレジに切り替えたということです。

これは、「セルフレジはおそくて、冷たい気がする」というお客の不満にこたえるためのもので、セルフレジは28店のうちわずか2店だけに減らしました。ブースの最高経営責任者は、「わたしたちはお客さまとお話することが好きで、人間がサービスをすることに誇りを持っています。AIよりも本物の知性を選びます。」と言っています。
また、セルフレジでは「商品を目で確認すること」が必要で、特にくだものや野菜、焼き菓子のようなバラバラで売っている商品のお会計で、お客が混乱することもあると説明しています。
この動きはイギリスでは初めてのものであり、他の国でも全国にお店を持つスーパーマーケットなどがセルフレジを見直すことを進めていますが、その理由はまたちがっています。
セルフレジをやめる理由
・ウォルマート :万引きが増えてきたから
・コストコ :会員カードを不正に共有するのを防ぐため
セルフレジは、人を雇わなくてもよい一方で、お客が不便になったり悪いことをする人がふえたりすることもあります。商売をするということは、何にお金をかけて、なにを節約するかをしっかり考えることが必要なのです。
記事作成者

- Progress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
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外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降16年以上、複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
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