日銀短観と金利の変化:家を買うためのお金の話
日銀短観 “ある指数”が急変【経済コラム】 | NHK | マーケットコラム
【NHK】歴史的な超低金利環境から17年ぶりに脱却し“金利ある経済”に突入した日本。代表的な経済統計のひとつ「日銀短観」をみると“…
みんなのおうちはどんなふうに建てられたか知っていますか?
おうちを建てるためには、大人たちは「住宅ローン」という仕組みでお金を借りて少しずつ返していきます。
最近、日本の金利が上がってきて、お金を借りるのが今までよりも少し難しくなってきているんです。どうして金利が上がると大変になるのでしょう?
日銀短観と金利ってなに?
日銀短観は、日本銀行が企業に「景気はどうですか?」と聞いて、その答えをまとめたものです。企業がどんな経済状況にあるかを知ることで、今後の景気が良くなるか、悪くなるかを予測する手がかりになります。
これを見ると、去年から今年2024年にかけて「良い」と答えている企業が増えています。
この調査結果で注目されているのが「金利」というものです。金利とは、お金を借りるときに返さなければならない追加のお金のことで、お礼のようなものです。最近、この金利が上がり始めて、特に住宅ローンを借りている人たちに影響が出ています。
石破自民党新総裁と日銀の金融政策の関係
2024年9月に新しく自民党総裁に選ばれた石破茂さんは、金利に対して少し慎重な考えを持っています。これまでの日本は金利がとても低かったため、お金を借りやすい状況が続いていました。しかし、石破総理は今後、少しずつ金利を上げる可能性があるとされています。金利が上がるとどうなるのでしょうか?たとえば、住宅ローンを借りる人は金利が上がると、返済する金額が増えてしまうかもしれません。
住宅ローンの金利が上がるとどうなる?
住宅ローンは、家を買うために借りる大きなお金のことです。これまで、住宅ローン金利はとても低い利率でした。あまり金利が高くないので、家を買ったり建てたりしやすかったのです。
石破自民党新総裁は、住宅ローンの金利について「少しずつ金利を上げることで経済が安定する」という考えを持っています。しかし、急に金利を上げるのではなく、ゆっくりと進めることで、人々が大きな負担を感じないようにする方針です。住宅ローンの金利が上がると、毎月の支払いが増えるため、家を買おうと考えている人や、すでに家を持っている人にとっては注意が必要です。
例えば、みんながお小遣いをもらってお菓子を買うとします。もしお店の価格が少しずつ上がると、お菓子を買うために必要なお金も増えるでしょう。これと同じように、住宅ローンの金利が上がると、家を買うために必要なお金も増えてしまうのです。
金利の上昇が経済に与える影響
金利が上がると、お金を借りることが難しくなります。たとえば、企業が新しい工場を建てるためにお金を借りようとしても、金利が高いと負担が大きくなるので、投資を控えることがあります。これが続くと、経済全体の成長が遅くなってしまうこともあります。しかし、金利を上げることで物価の上昇を抑える効果もあります。つまり、金利を上げることは、経済全体にバランスを取るための重要な手段なのです。
例えば、お菓子の値段が急に上がると、みんながたくさん買わなくなりますよね。そうすると、お店もたくさん売れなくなります。でも、値段が少しずつ上がることで、お店も無理なく調整できるんです。
まとめ
- 日銀短観は、企業の景気の状態を調べた信頼性の高い統計
- 金利が上がり始めており、住宅ローンの借り入れに影響が出ている
- 石破自民党新総裁は、少しずつ金利を上げる政策を進める可能性がある
- 金利が上がることで、企業や家庭に影響がある
金利が上がると家や車を買うことにどんな影響があるのか、考えてみましょう。たとえば、もしおうちのお金を借りるとしたら、どんなことに気をつければいいのでしょう?
お父さんやお母さんと一緒に、将来の家族のお金の計画について話し合ってみてください。家を買うことは大きな決断ですが、金利のことを知っておくと、賢い選択ができるようになるのではないでしょうか。
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