自動運転車のルール違反は誰の責任?

米加州の無人自動運転タクシー、違反の「免除」状態続く 車内無人で切符切れず | 自動運転ラボ

米カリフォルニア州において、車内無人の自動運転タクシーが交通違反をした場合でも、警察が違反切符を切ることができない状況となっている。現在の規則では、車両の中に運転手がいないと切符を切れないからだ。最新状況を解説。

アメリカのカリフォルニア州では、自動運転タクシーに関する問題が話題になっています。このタクシーは、誰も運転していない状態でも走れますが、交通違反をしても警察が違反切符いはんきっぷを切れないんです。つまり、捕まえて罰金を払ったりさせることができません。

なぜかというと、今のルールでは、車の中に運転手がいないと交通違反したことにならないのです。例えば、自動運転車がスピード違反や信号無視をしても、警察はつかまえられません。つかまえる運転手がいないですからね。

でも、テキサス州やアリゾナ州では、自動運転タクシーが交通違反をしたら、そのタクシーの会社が責任を取るように法律が変わりました。カリフォルニア州でも、そのうち同じような法律ができると考えられています。

カリフォルニア州の警察署長は、「テクノロジー(技術)はどんどん進化していて、法律や規制が追いつくのがむずかしい」と話しています。

技術が進化していくと、時には法律が追いつかないことがあります。なぜ法律が大事なのか、そして新しい技術が出てきたとき、どのように法律を変えていくべきかについて考えてみてはいかがでしょうか。ただ単に「禁止」してしまっては、せっかくの技術の進歩が活かせません。じょうずに技術とわたしたちの生活がバランスがとれるようにしていけるといいですね。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。