「もったいない」精神で作られたドンキのフルーツ缶詰の魅力

ドンキはなぜ「もったいない」精神の缶詰を開発したのか ほとんどの人が捨てていたモノに着目 - ITmedia ビジネスオンライン

ドン・キホーテが独自開発したフルーツ缶詰には、「もったいない」精神が反映されている。どんな工夫をしているのか。

ドン・キホーテの缶詰を知っていますか?今回はドン・キホーテが2021年に発売したフルーツ缶詰についての記事です。

このみかんやパイナップルの缶詰は、普通の缶詰とはちょっと違うんです。みなさんは、フードロス(食品ロス)っという言葉を知っていますか?ドンキの缶詰はフードロスを減らす工夫がされているのです。普通の缶詰との違い、フードロスを減らす工夫について見てみましょう。

みかん缶詰の成功

ドン・キホーテは2021年に「情熱価格」シリーズとしてみかん缶詰を販売しました。この商品がとても好評で、フルーツ缶詰全体の売り上げの7~8割を占めるようになりました。

ジュースで満たされた缶詰

ドンキのフルーツ缶詰はシロップではなくジュースで満たされています。例えば、パイン缶には砂糖不使用のパインジュースと、厚切りカットのパインが入っています。このジュースには、通常捨てられるパインの芯を絞ったものも含まれています。

ドン・キホーテウェブサイトより
もったいない精神

缶詰のシロップは「健康に悪そう」という理由で捨てられることが多いですが、ドンキはこのシロップをジュースに変えることで無駄を減らしています。また、味には問題ないのに捨てられていた端材も有効活用しています。

パッケージの工夫

缶詰のパッケージには「ありええ!」や「ジュースと果肉が2度おいしい」というキャッチフレーズがあります。これにより、価格の安さだけでなくジュースとしても楽しめる点をアピールしています。特にこどものいる家庭から人気だということです。

食品ロス削減の取り組み

ドンキだけでなく、大手コンビニでも表皮にキズやシミがある、形が悪いなどの理由で規格外となったバナナを使ったジュースなど、食品ロスを減らす取り組みが進んでいます。

まとめ
  • ドン・キホーテのフルーツ缶詰は、捨てられる素材を有効活用して作られている
  • シロップではなくジュースで満たされている
  • こどもにも親しみやすいパッケージと価格で人気
  • 食品ロス削減の取り組みが広がっている

ドンキのフルーツ缶詰は、食べ物をムダにしない工夫がたくさん詰まっています。みなさんも食べ物をムダにしないために、どんなことができるか考えてみませんか。
日本は多くの食べ物や材料を輸入しています。円安で食べ物の値段も上がっていますが、会社はこうした取り組みでムダを減らす工夫をしているのです。

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記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。