新紙幣で今のお札がつかえなくなる?ウソの情報に注意!
“新紙幣発行後に預金封鎖 現紙幣使えず?” 偽情報がSNSで広がる「詐欺行為に注意」 | NHK | 財務省
【NHK】来月20年ぶりに発行が始まる新しい紙幣について「旧紙幣が使えなくなり預金封鎖される」などといった偽情報がSNSで広がって…
来月7月3日から新しい一万円札、五千円札、千円札が発行されます。
新紙幣になることについて、「古いお札が使えなくなる」「お金が引き出せなくなる」というウソの情報がSNSで広がっています。この情報は本当ではないので、みなさん注意しましょう。おうちの方、おじいちゃんおばあちゃんにもウソの情報にだまされないように教えてあげてください。
お札が変わる理由
新しいお札は、ニセ札が作られるのを防ぐためと、誰でも使いやすいデザインにするために作られました。今までのお札も引き続き使えるので心配しなくて大丈夫です。
偽情報の広がり
SNSや「TikTok」などで「古いお札が使えなくなる」などのウソの情報が広がっています。特に、「タンスに入れているお金が国に取られる」「銀行に預けているお金が出せなくなる(預金封鎖)」というデマが広まっているので気をつけてください。中には、「お金を持っておくと取られるかもしれない」からと言って暗号資産を買わせようとする人もいるので注意が必要です。
専門家の意見
帝京大学の宿輪純一教授は「今の経済状況で預金封鎖されることはあり得ない」と話しています。もし預金封鎖されたら、円の価値が大きく下がり、世界経済にも悪い影響を与えるため、そんなことは起こらないそうです。
終戦直後の事例
1946年、終戦直後には激しいインフレを抑えるために、政府が預金封鎖をしたことがありました。しかし、当時は物価が急激に上がる特別な状況だったためで、今の日本とは全く違います。
偽情報への対策
宿輪教授は、日本の財政状況やインフレ、災害への不安が偽情報の背景にあると指摘しています。「あなただけに教える」というような「甘い話」には注意が必要です。怪しいと思ったらすぐに知人に相談したり、ネットで調べたりして、自分を守る行動をとりましょう。基本的な金融知識を身につけることも大切です。
まとめ
- 新しいお札が発行されても、古いお札は使える
- 「預金封鎖される」という偽情報に注意
- 専門家は今の状況で預金封鎖されることはないと言っている
- 終戦直後の預金封鎖は特別な状況で行われた
- 偽情報に惑わされず、自分を守るための知識を身につけよう
「もうけ話」をしてくる人は疑いましょう。必ずだまそうとしている人です。「もうかる話」をなぜ「自分でやらずに人にやらせる」のでしょう?その人が自分でやってたくさんお金をもうけたらいいのに、人に言うのはおかしいですよね?
新しいお札や偽情報について、おうちの人と話し合ってみましょう。どうやって偽情報を見分けるか、どんな時に注意が必要か、一緒に考えてみると良いですね。金融経済の仕組みや、なぜ新しいお札が必要なのかも学んでみましょう!
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