iPhone vs. Android:世代によって変わるスマホの選び方
2024年9月スマートフォンOS端末シェア調査
MMD研究所は、18歳~69歳の男女40,000人を対象に2024年9月13日~9月24日の期間で「2024年9月スマートフォンOS端末シェア調査」を実施いたしました。
みなさんのスマートフォンはiPhoneですか?Androidですか?家族や友だちはどちらですか?
私はずっとAndroidで一度もiPhoneを使ったことも欲しいと思ったこともありません。それを言うと「変わり者」「めんどくさいやつ」と言われます。Android派は日本では肩身が狭いのです。
さて、日本では、スマートフォン市場でiPhoneとAndroidの利用者がほぼ同じ数です。しかし、年齢によってどちらのスマホが人気かが大きく変わります。特に、若い世代ではiPhoneが圧倒的に人気です。
一方で、世界的にはAndroidの方が使われています。なぜiPhoneが若者に人気なのか、そして世界でAndroidが主流となっている理由を考えてみましょう。
iPhoneとAndroidのシェア
2024年のMMD研究所の調査によると、日本のスマホ利用者の49.6%がiPhone、50.1%がAndroidを使っています。こうしてみると、日本でも半分はAndroidなのですね。でも世代ごとに違いがあります。10代や20代ではiPhoneの使用率が80%を超えるのに対し、60代ではAndroidが主に使われています。
なぜ若者はiPhoneを選ぶのか?
ブランド力とトレンド
iPhoneはデザインがかっこよく、最新の技術が使われています。若者の中で「みんなが持っている」という安心感もあり、友達と同じものを使いたいという心理が働きます。さらに、テレビやSNSで有名人がiPhoneを使っているのを見ると、憧れの気持ちが強くなります。
使いやすさと操作のシンプルさ
iPhoneはとても使いやすいスマホです。直感的に操作できるので、初めてスマホを使う人でもすぐに慣れることができます。さらに、Appleのパソコンや時計と一緒に使うと、とても便利な連携機能があります。
「iPhoneはアンドロイドよりも使いやすいのに。」と言われて「そりゃiPhoneはらくらくホンだからね。」と返すと大抵嫌われます。
手に入れやすい価格
日本では、iPhoneが安く手に入るキャンペーンが多く行われています。たとえば、過去にソフトバンクが行った「iPhone for Everybody」キャンペーンでは、iPhoneを実質無料で手に入れることができるようになりました。このようなキャンペーンが、iPhoneの人気をさらに高めました。
世界でAndroidが主流な理由
一方で、世界ではAndroidの方がたくさん使われています。特に、インドや中国、ヨーロッパなどで人気があります。その理由には、価格が安くて多くの人が手に入れやすいこと、そしていろいろなメーカーがAndroidスマホを作っていることがあります。
幅広い選択肢
Androidは、たくさんの種類のスマホがあり、価格もいろいろです。安いスマホから高性能なものまで、自分の予算に合わせて選ぶことができます。これが、世界中で人気の理由です。
自由にカスタマイズできる
Androidは、ホーム画面やアプリの配置を自由に変えられるので、自分の好みに合わせてスマホをカスタマイズできます。特に、技術に詳しい人にとっては、この自由度が魅力的です。
まとめ
- 日本ではiPhoneとAndroidの利用率はほぼ同じ
- 若者はiPhoneを選ぶことが多く、特に10代・20代に人気
- iPhoneはブランド力、使いやすさ、価格の面で若者に支持されている
- 世界ではAndroidが多く使われており、その理由は価格の多様さとカスタマイズ性
- 世代によって、スマホの選び方が異なる
みんなは、スマートフォンを選ぶときに何を大事にしますか?デザイン、使いやすさ、価格――どれが一番大事ですか?iPhoneを若者に「欲しい」と思わせるのはどんな広告宣伝方法なのか、を調べてみると大企業の戦略を知ることができるかもしれません。
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