新米の値上がり:お米の値段がどうして上がるの?
新米、高値スタート 需給ひっ迫―24年商戦:時事ドットコム
2024年産の新米商戦は高値で幕を開けた。早場米として出荷され、首都圏の店頭に並んだ宮崎県産コシヒカリは、昨夏の猛暑による生産不振で値上がりした23年産の流れを引き継ぎ、価格水準を大きく切り上げた。全国の主要な銘柄も高騰するとみられ、主食のコメにもインフレの波が押し寄せている。
お米が不足している、お米の値段が上がっている、という記事はいくつか紹介しました。
さて、2024年の新しいお米が高い値段で売られ始めています。その理由は何でしょう?お米の値段がどうやって決まるのか、一緒に考えてみましょう。
お米の値段が上がる理由
2024年の新米は、高い値段で売られ始めました。特に宮崎県産のコシヒカリは、去年の暑すぎる夏で生産が減った影響があって、値段が上がっています。他の有名なお米も同じように値段が上がると予想されています。これは、お米が私たちの主食であるため、物の値段が上がり続ける”インフレ”の影響を受けやすいからです。
去年の影響
2023年は猛暑でお米の品質が悪くなり、良質なお米の量が減りました。それに加えて、日本を訪れる外国人観光客が増えたため、お米の需要が高まりました。このため、お米の値段が上がったのです。今年も同じ理由で、新しいお米の値段が上がっています。
スーパーの対応
首都圏にある「いなげや」というスーパーでは、宮崎県産のコシヒカリが去年よりも1100円高い2790円で売られています。スーパーの人たちは、新しいお米を早く確保するために努力しているそうです。
お米の需要と供給
今は米不足が騒がれていますが、日本では人口が減ったり、いろいろな食べ物を食べる人が増えたりして、お米の需要が減ってきています。また、政府が飼料用米(動物のエサ用のお米)を作るよう勧めていることもあり、お米を多くつくることには慎重になっています。今年の夏も記録的な暑さや東北地方の水害があり、お米の生産に影響が出ています。
まとめ
- 人口減少や食生活の変化でお米の需要は減っている
- 2024年産の新米は高値でスタート
- 去年の暑さによる米の不作や外国人観光客の増加で米が不足しがち
- スーパーでも値段が上がっている
おうちの方に、お米の値段を聞いてみましょう。モノの値段は「需要と供給」で変わります。米が不足すれば値段も上がります。
お米の値段が上がると、家計にも影響が出ます。主食としてのお米が他の食材よりもどれだけ大切か、お米を無駄にしない方法を考えることも大切です。お米の代わりに食べられる他の食品についても考えてみましょう。
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