円安でも安い!なぜ?ダイソーと3COINSの工夫と戦略

記録的な円安なのに「100円ショップ」が価格を維持できるワケ 「ダイソー」と「3COINS」に聞いてみた | 概要 | AERA dot. (アエラドット)

物価高が続く中、いわゆる「100円ショップ」が絶好調だ。帝国データバンクの調査によると、2023年度推計の「100均」市場は初めて1兆円を突破し、店舗数も直近10年間で1.5倍になったという。日本…

最近はずっと「円安」でモノの値段が値上がりしているというニュースであふれています。ここでもたくさんの円安に関係する記事を紹介してきました。

そんな円安が続く中でも「100円ショップ」は値段が変わりません。モノの値段が上がっている中でも、どうして「100円ショップ」は安い価格を保てるのでしょうか?

100円ショップの絶好調の理由

最近、モノの値段が上がっているにもかかわらず、「100円ショップ」のお店は増え続けています。2023年度には、「100円ショップ」の市場は1兆円を超え、お店の数も10年間で1.5倍に増えました。これは、日本人が節約を大事にしているからと言われています。

円安の影響と対応策

しかし、円安は「100円ショップ」にとって大きな問題です。商品の多くが外国で作られているため、輸入コストが増えるからです。円の価値が低くなっているので、海外からモノを買うには、今までよりも多くの日本円が必要なのです。では、どうやって安い価格を保っているのでしょうか?

ダイソーの工夫

ダイソーはお客さんのニーズに合わせて商品を作り、その価値を感じてもらうことを大切にしています。例えば、コロナのときにはマスクやウェットティッシュを100円で売り、多くの人に支持されました。また、どこの国で作るかを見直したり、パッケージを簡単にしたりするなど、かかるお金を少なくするためにいろいろな工夫をしています。

3COINSのブランド力

一方、3COINSはブランド力を大切にしています。「3COINSがいい」と言ってもらえるように、手ごろな価格で「ちょっと幸せ」を感じてもらえる商品を提供しています。また、お店のデザインやSNSでの情報発信など、ブランド全体での力を強めています。3COINSという「価値」をお客さんに感じてもらうための工夫ですね。

円安への対策

ダイソーは、円安も円高も同じようにリスクと捉え、いろいろな工夫をしています。
3COINSは、一部商品の値上げを考えていますが、ブランド力を高めることでお客さんの支持を得ています。

まとめ
  • 「100円ショップ」は節約を大切にする人たちに人気
  • ダイソーはお客さんのニーズに応じて工夫し、安い価格を保つ
  • 3COINSはブランド力を強め、「ちょっと幸せ」を提供
  • 円安の問題に対して、それぞれの戦略で対応

今回はダイソーと3COINSを紹介しました。お店で見かける商品には、たくさんの工夫と努力があることを知ると、もっと楽しく買い物ができるかもしれませんね。

【無料オンラインイベント】8/25(日)「第3回 クイズで学ぶ!お金と社会のつながり」
<詳細・お申込みはこちら>

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があれば、仕事に困らない」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。