今年1年 日本の株価はどうなった?

大納会株価、34年ぶり高値 3万3464円、28%上昇―東京市場:時事ドットコム

2023年の大納会を迎えた29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比75円45銭安の3万3464円17銭となった。新型コロナウイルスの「5類」移行を受…

2023年1月4日、日経平均株価は25,000円くらいからスタートしましたが、本日の終値は33,464円1年間で約8,464円も上がったのです。これは34年ぶりにとても高い値段になりました。

元記事 時事通信から

なぜ株価が上がったかというと、いくつかの理由があります。まず、新型コロナウイルスが少し落ち着いて、経済が普通に戻り始めたからです。それに、円安がすすみ、世界中で商売をしている日本の会社は、商品が売れやすくなったり、海外で売った商品のお金を円に交換するときに為替差益かわせさえきというもうけが出たりしたことも理由です。

他にも、東京証券取引所が、上場している会社にもっと配当金を出したり、株価が上がるような経営を良い経営をするように言ったこと、有名なアメリカの投資家 ウォーレン・バフェットさんが日本の株を買うかもしれないと言ったことなどが影響しました。

このようなことで、他の国の人も日本の株を買ったのです。年の後半には、アメリカの金利が上がって円高になったことが株価を下げたりしましたが、最終的には、株価はまた上がりつつあります。
年間で見ると、株価は約8,500円も上がったのです。34年ぶりの値段で、来年はこれまで一番高かった値段(1989年12月29日)38,915円を超えることが期待されています。

今年はモノの値段がとても上がった年でもあります。モノの値段(物価)が上がり、株価が上がるのと同じくらい働いてもらえるお金(給料)も上がればいいのですが…。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
『「会計」「IT」「英語」があれば、社会人人生なんとかなる』がポリシー。