休眠預金を活用!公共プロジェクトが実現へ
「休眠預金」というものがあります。
10年以上も銀行に預けられたまま、一度も使われていないお金のことです。
社会に役立つようなプロジェクトを進める、新しい会社(スタートアップ企業)に、国がお金を出すことができるようにするための法律が、2023年6月21日の参議院で決まりました。
休眠預金を国が勝手に使うわけではありません。
休眠預金に関する法律や改正法は、公共の利益や社会の発展を促進するために決められています。
インフラ整備や環境保護など、国や地域の発展や福祉に直結することに、法律にもとづいた手続きのもとに休眠預金はつかわれます。
これまでは、休眠預金は地域の活性化などを目指す民間団体に助成金として支給されていました。しかし、この改正法によって、スタートアップ企業と呼ばれる新しい会社にもお金を提供することができるようになりました。
この法律の変更は、国会で議員たちが提案し、21日に可決・成立しました。これによって、公共のために役立つ事業を行う企業が、休眠預金を活用することができるようになります。

これは、小学生や中学生のみなさんにも関係がある話ですね。
将来、社会に役立つ仕事をすることを夢見るこどもたちにとっても、この改正法は意味のあるものです。公共のプロジェクトに国がお金を出すことで、社会に貢献する新しい企業を支えることができます。
休眠預金を使って公共の事業を進めることは、私たちの生活や地域の発展にとっても大切なことですね。法律や制度が進化して、みんなが幸せになる社会をつくるための一歩が踏み出されています。
記事作成者

- Progress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
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大学で英語を学び、卒業後は学習塾小中学文系/高校英語講師。その後パソコンインストラクター。2006年に外資系産業ガス会社に入社し、以降16年以上、複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在もProgress CFOの他にアメリカ資本企業2社の外部CFOを兼任。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
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