日経平均株価、33年11ヶ月ぶり高値!

みなさんのおうちの方は株式投資をされているでしょうか?

2024年1月11日、東京の株式市場では約34年ぶりの出来事がありました。日経平均株価という、いろいろな会社の株の値段の平均数字が、1990年のバブル期以来、33年11ヶ月ぶりにとても高い数字、3万5000円台になったのです。

昨年12/29の記事(下)には「1年間で約8,464円も上がった」という話を書きましたが、今年になっても上がり続けて、昨年はなかなか突破できなかった34,000円を簡単に超えて35,000円まで上がったのです。

今年1年 日本の株価はどうなった?

2023年1月4日、日経平均株価は25,000円くらいからスタートしましたが、本日の終値は33,464円。1年間で約8,464円も上がったのです。これは34年ぶりにとても高い値段になり…

これは、NYダウというアメリカのニューヨーク株式市場でも株価が上がったこともあり、パソコンや携帯電話、その他いろいろな精密機械に使われている半導体を作っている会社をはじめ、いろんな会社の株にたくさんの人が投資したからです。さらに、日本のお金「円」が、1ドルに対して145円まで下がっている(円安)ので、日本からモノやサービスを外国に売る(輸出)会社も株価が上がりました。

その結果、日経平均株価は608円14銭も上がって、3万5049円86銭になりました。それに、トピックスという別の株価指数も、1990年3月以来の高値になったのです。この日は、18億4940万株も売買されました。

NHKニュースより

新年になってからの4営業日で、日経平均株価はなんと1,800円近くも上がっています。「予想以上に株価が急上昇している」と言っている人もいて、これからどうなるかがとても注目されています。株価が上がるということは、その会社の価値が今よりももっと上がると思っている人が多いということです。期待が株価を上げるのです。

これまで一番高かった値段(1989年12月29日)38,915円を超えることは2024年にあるでしょうか?ぜひニュースに注目してください。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
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