イオンのプライベートブランドが人気

イオンが営業最高益 24年2月期、PB好調で上方修正 - 日本経済新聞

イオンは12日、2024年2月期の連結営業利益が前期比14%増の2400億円になりそうだと発表した。20年2月期以来、4年ぶりに最高益を更新する。5%増の2200億円を見込んでいた従来予想から200億円上方修正した。物価高の中で消費者の節約志向を捉え、プライベートブランド(PB)商品の販売が伸びる。売上高にあたる営業収益は4%増の9兆5000億円、純利益は54%増の330億円を計画する。従来予

「イオン」はみなさんも知っていますよね。食べ物以外にも服や日用品なども売っているスーパーです。
そして、実はダイエーやマックスバリュ、ピーコック、ミニストップなどもイオングループなのです。

そんなイオンは2023年3月から、今年2024年2月までの1年間でのもうけが、1年前にくらべると14%も増えて2,400億円くらいになりそうだと発表しました。これは4年ぶりの最高の数字です。

最近はモノの値段(物価ぶっか)がどんどん高くなっていますね。でもイオンは、わたしたちが「物価が上がっているからなるべく安く買いたいな。」「節約したいな。」と思っていることを上手に利用して、プライベートブランドという、自分たちのブランド商品をたくさん売ることができました。

モノの値段が上がっている中、イオンはこのプライベートブランド60品を去年2023年9月と12月に逆に値下げしたのです。自社ブランド「トップバリュ」が人気で、売り上げが11%も伸びました。値段が高い商品も、安い商品もたくさんそろえて、お客さんが喜ぶように努力しています。
例えば、値段は高いけど一流シェフが商品を作るのに協力した冷凍食品などが若者に人気だということです。

そして、イオンは今年の春からアルバイトの時給を平均7%上げる予定です。働く人が足りなくなる中で、はらうお金をふやすことで働いてもらおうとしています。

イオンはこの1年でとてももうかりましたが、モノの値段が上がったりアルバイトの給料をふやしたりしないといけないので、プライベートブランドの人気をもっと高めたりしてもっとお金をかせがないといけないと専門家は言っています。

安くモノを買えることは私たちにはうれしいことですが、ただ安いだけではお店はもうかりません。なるべく値段を安くしながら、お店ももうかるようにいろいろと考えないといけないのですね。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
山口県防府市出身。大学卒業後に学習塾講師、パソコンインストラクター/営業を経て、外資系産業ガス企業に入社。以降、複数企業・複数業種の財務経理責任者・CFO歴任。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
「会計・IT・英語があればなんとかなる」がポリシー。nine inch nailsやMetal Coreを愛聴。