言葉の魔法:知識を広げる読書の力
先日、次女がやっている国語のドリルの答え合わせをした時のこと。
本来であれば、文中にある表現を用いて 「郵便局のドアをあけた」 と解答しなければならないところ、次女は 「郵便局に行った」 と書いていた。不正解である。 そこで、これは間違いだと指摘したところ、「なんで?」と返された。 そこで、想像してみて「おうちのドアを開けた」と「おうちに行った」とは、そもそも意味自体が違うでしょう、と説明する。
ところが娘は「おんなじようなものじゃない?」と首をひねる。
なるほど、娘の認識の中では、「ドアを開けること」と、その場所に「行くこと」は同一視されていたということだ。
上の文章を簡単にまとめると…
書いた人のむすめが国語のドリルで問題を解いていたとき、正しい答えは「郵便局のドアを開けた」でしたが、むすめは「郵便局に行った」と書いていました。まちがいだよと言うと、「同じじゃない?」と言われました。むすめは「ドアを開ける」と「場所に行く」を同じように考えていたようです。
そこで、書いた人はこんなふうに伝えました。
- わずかでも言葉がちがう、ということは、意味がちがう
- 文中に使われている表現を、そのまま使わないと意味が変わってしまうので、不正解になる
さて、みなさんは「同じこと」だと思いますか。

読書は人にとってとても大切です。なぜなら言葉を理解し、ごい(言葉や単語)をふやすことができ、知識や能力が広がるからです。言葉の意味や使い方を正しく理解すると、文章が読みやすくなり、人との話し合いもスムーズになります。また、たくさんの本を読むことで、考える力が身につき、むづかしい話もわかるようになります。
インターネットも便利ですが、もっともっと詳しい知識を得るには本を読むことが一番です。
本を読むことは、こどもだけではなく、社会に出て働く人にもとても大切な習慣なのです。夏休みが近づいてきました。ゆっくり本を読む時間を作って、じぶんのお気に入りの本を見つけてみましょう。
記事作成者

- Progress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
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大学で英語を学び、卒業後は学習塾小中学文系/高校英語講師。その後パソコンインストラクター。2006年に外資系産業ガス会社に入社し、以降16年以上、複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在もProgress CFOの他にアメリカ資本企業2社の外部CFOを兼任。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
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