トランプ関税で株価大暴落!貿易戦争が引き起こした世界同時株安

NYダウ急落、2200ドル超安 下げ幅史上3番目―貿易戦争懸念、動揺収まらず:時事ドットコム

【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク株式相場は売りが殺到し、優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比2200ドル超安で取引を終えた。中国が米相互関税への報復措置を発表したことで、貿易戦争への懸念が一気に拡大。下げ幅は史上3番目の大きさとなり、ダウは昨年8月以来約8カ月ぶりに4万ドルの節目を割り込んで引けた。

4月に入り、世界中で株価が大きく下がる「世界同時株安」が起きています。
その原因のひとつが「貿易戦争」と呼ばれる国同士の関税の引き上げ合戦です。特にアメリカと中国が互いに関税を上げ合っており、投資家たちの不安が広がっています。

関税とは、外国からの輸入品にかかる税金のことです。関税が上がると、商品の価格も高くなり、消費者や企業に負担がかかります。この貿易戦争がどのように始まり、どんな影響を与えているのかを見ていきましょう。

アメリカから始まった貿易戦争

アメリカのトランプ政権は、巨額の貿易赤字を解消するため、輸入品に高い関税をかけ始めました。まずは10%の関税を導入し、貿易赤字が大きい国に対してはさらに高い税率を課す姿勢を示しました。日本に対しても、合計で24%の関税がかかる可能性があると報じられています。

中国の報復措置と株価の下落

これに対して中国は、アメリカ製品に34%の追加関税をかけると発表しました。この報復措置により、世界中の投資家が不安を感じ、株価が急落。ニューヨークのダウ平均株価は、過去3番目に大きな下げ幅を記録しました。

NYダウ 過去1ヶ月の株価推移
Yahooファイナンスより
金融市場の動揺と安全資産への移動

貿易戦争の影響で、金融市場も不安定になっています。リスクを避けるために投資家たちは株を売り、安全とされるアメリカ国債や円を買う動きを見せました。
結果として、アメリカの長期金利は低下し、円の価値が一時的に上昇しました。

トランプ氏の対応とメッセージ

トランプ大統領はSNS上で「政策は変えない」と発信しつつも、アメリカの中央銀行であるFRBに対して金利を引き下げるよう求めています。これは、株価の下落に対して焦りを感じている証拠かもしれません。

トランプ大統領が金利引き下げを求めるのは、株価急落に対する対策です。金利が下がると、企業の借入コストが減少し、投資が増加します。これにより株価が上昇する可能性があります。消費者や企業も支出や投資を増やす傾向があり、経済全体が活性化します。
金利引き下げは一般的に株価を押し上げる効果がありますが、必ずしも効果的であるとは限りません。市場の期待や経済状況によっては逆効果になることもあります。

日本経済への影響

日本の株式市場も、貿易戦争の影響を受けています。日経平均株価は一時3万4,100円台に下落し、これは8カ月ぶりの安値となりました。特に自動車産業を中心とした輸出企業は、関税の影響によってコストが増える懸念があります。

アメリカ経済にとっての関税の効果

トランプ政権は、関税が一部の国内産業を守り、雇用を生むと主張しています。たとえば、鉄鋼やアルミニウム業界では、生産が増えたとされています。しかし一方で、輸入品の価格が上がることにより、消費者が負担を感じる可能性があります。長期的には、物価の上昇や経済の成長の鈍化につながるリスクもあります。

まとめ
  • アメリカと中国の関税引き上げが、世界同時株安を引き起こしている
  • 中国はアメリカ製品に34%の追加関税で対抗
  • 投資家は安全な資産に資金を移し、金融市場は不安定になっている
  • トランプ氏は政策を継続するとしつつ、金利引き下げを要望
  • 日本やアメリカの経済にも短期・長期でさまざまな影響

ニュースの背景にある「関税」や「貿易戦争」、「金融市場」のつながりを理解すると、私たちの生活や将来の選択にも役立ちます。もし輸入品の値段が上がったら、あなたの生活はどう変わるでしょうか? そして、国と国が対立ではなく協力するためには、どんな仕組みが必要だと思いますか? 経済の仕組みに興味を持つきっかけにしてみましょう。

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