投資をはじめたZ世代、その理由は?

※筆者注:記事中に投資商品として「新NISA」とありますが、新NISAは株式売買で得た利益に税金がかからない制度です。商品ではありません。

投資とうし」という言葉の意味を知っていますか。
投資というのは、将来もっとお金をふやすために、今持っているお金を使って何かにお金を出すことです。例えば、お店を開くために材料を買ったり、会社にお金を貸して後で利息をもらったり、株式や不動産にお金を出して、価値が上がったら売ってお金をもうけたりすることです。

投資にはいろいろな種類があって、株式投資や不動産投資、きん仮想通貨かそうつうかに投資する方法もあります。ただし、投資は必ずもうかるとは限りません。絶対にもうかる、なんてことは世の中にはないのです。だから、投資はリスクもある(そんをする可能性もある)けれど、上手にやればお金を増やすことができる方法なのです。
大事なのは、リスクを理解して、自分に合った投資を見つけることなのです。

さて、Z世代という言葉は知っていますか。
Z世代とは、1996年から2009年に生まれた15歳から28歳くらいの若い人たちのことです。このZ世代の人①投資経験がある505人と②投資経験がない505人の合計1,010人を対象に、WeCapital株式会社が「Z世代の投資意識」に関する調査をしました。

投資をはじめたきっかけ・理由トップ3

  • お金を貯めるだけじゃ将来が心配だから
  • 金融リテラシーを身につけたい(お金や経済にくわしくなりたい)
  • 生活に使うお金をふやしたい

貯蓄だけでは将来に不安があるという若い世代の人たちが投資を始めたのですね。また、最初は1万円まででスタートした人が多いようです。

逆に、投資をしていない人たちの理由は…

●やり方がわからないから(10代/女性/福岡県)
●投資したお金が減ることもあるから(10代/女性/群馬県)
●怖いから(10代/男性/福岡県)
●面倒だから(20代/女性/愛知県)
●興味はあるが、実際に始めるのは怖い(10代/女性/東京都)

今年2024年からは新NISAという、株式売買で得た利益に税金がかからない制度が新しくなって、株式投資を始める人がふえてきているとも言われます。こどもは新NISAはできませんが、こどもでも証券会社で口座を作れば株の投資はできますし、1,000円でも投資はできます。

お金や経済のことを学んで、金融リテラシーを身につけて、少額でも株式投資をしてみるのも勉強になるのではないでしょうか。

記事作成者

清水 裕矢 | Shimizu Yuya
清水 裕矢 | Shimizu YuyaProgress CFO / こども未来投資プロジェクト 代表理事
外国語大学卒業後に学習塾小中学文系/高校英語講師、パソコン教室インストラクター/営業を経て、2006年に外資系産業ガス会社に入社。以降17年以上複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。
こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス クイズで学ぼう、お金と経済」を発売。
『「会計」「IT」「英語」があれば、社会人人生なんとかなる』がポリシー。